小学校での出前授業の実施 マイクロプラスチック問題に対する企業の取組み紹介

- 日時:令和元年10月11日(金)
- 対象:大田区立大森第一小学校 5年生
- 講師:ESG推進室 室長代理 武井 宏子
当社は令和元年5月1日にESG推進室を新設し、主に環境に関する情報の収集・発信に注力しています。その活動の一環として「マイクロプラスチック問題に対する企業の取組み」をテーマに、東京都の大田区立大森第一小学校で出前授業を実施しました。
大森第一小学校が取り組むESD教育
大田区立大森第一小学校は、令和元年・二年度において東京都教育委員会で「持続可能な社会づくりに向けた教育推進校」に指定された、ESD教育実践校です。
― ESD教育とは ―
Education for Sustainable Developmentから頭文字を取っています。日本語に訳すると「持続可能な開発のための教育」となります。
人類が将来の世代にわたり恵み豊かな生活を確保できるよう、現代社会における様々な問題を各人が自らの問題として捉え、身近なところから取り組むことで問題の解決につながる新たな価値観や行動等の変容をもたらすことを目的としています。
(文部科学省「ユネスコスクールで目指すSDGs持続可能な開発のための教育」パンフレットより)

大森第一小学校の研究主題は『あしたへつなぐ、わたしたちにできること… ―持続可能な社会の実現に向けて、子供たちの「自分ごと化」を進め、深い学びを育む大森第一小のSDGs―』です。
学年毎の研究テーマを設け、5年生は「総合的な学習の時間」の授業の中で「大森第一未来ラボ」と題し、海の環境改善について学習を深めてきました。具体的には、海ごみの分類についての学習、倉の由比ヶ浜海岸での海ごみ・水質調査などです。
今回の出前授業はその一環として、企業の海洋環境保全活動の実例を学んでいただくため、当社の実際の取組みを授業形式で紹介いたしました。
授業内容
授業の最初に当社のテレビCMをご覧頂きました。さかなクンと海の生き物たちが出演するコミカルなテレビCMは、マイクロプラスチック問題解決のため、「ボトルフリープロジェクト」のメッセージを伝えています。
当社のテーマを知って頂いたところで、当社の取組み内容を紹介しました。
当社の取組み内容
- マイボトルの配付
- 自動販売機でのペットボトル飲料の販売を廃止/自動販売機自体の撤去
- 海辺、川沿い、街中での清掃活動
- 海洋プラスチックごみ・マイクロプラスチック問題についての情報発信(社外/社内)
- パートナーとの協力
- 給水スタンド(給水スポット)の設置


ペットボトルの使い捨てを卒業して、マイボトルを持ち歩く生活に変わっていかなくてはいけない。
この事を理解し、行動に移すことも大切です。授業を受けていただいた児童の皆さんがすぐに行動できるよう、授業の最後に当社からさかなクンデザインのオリジナル水筒をプレゼントしました。

水筒には保護者の方へのお手紙を添え、マイボトル配付の意義をご家庭でも共有いただけるようにしました。
児童の皆さんの感想
一番印象に残った取り組みと、その理由
- 自動はんばいきをなくしウォーターサーバーをおいたのはいい考えだと思いました。ペットボトルをたくさんへらせるからです
- ペットボトルをへらすかつどうをしている。(プラスチックゴミがふえないために)
- いろんなところにウォーターサーバーをおくということです。理由は、そうしたらペットボトルもへるし、やすくしてお水がのめそうでとてもいいと思いました。(子どもにもとてもいいと思いました)
- いろいろな市や区と協力して給水所をつくっていつかは全国にくばること。理由はいろいろな人と協力するのがいいと思って、全国に広めてすいとうとかをくばるのがすごいと思ったからです。工夫していてすごいです。
- ペットボトルをへらすとりくみ。ペットボトルは、プラスチックを使っているし、全国のみんながペットボトルを買っているから、この取りくみをすることでだいぶプラスチックをへらせる!と思ったのが理由です。
- 清そう活動をしていて、ただ「こうしたらいいな」ではなくしっかり行動もしていてすごいと思った
全体の感想、これからどんな行動をするか
- 水とうをみんなが持ち歩くなんてすごいと思った。まいかい、ペットボトルなので。
- これから水とうでのむことを心がけようと思います。
- あまりペットボトルをつかわないようしたいと思っています。
- これからはエコバッグや水とうを持ち歩き、プラゴミや海ゴミを減らす協力、努力をしていきたいです。
持続可能な社会の実現ために、
ウォータースタンドができること
給水スタンド(給水スポット)とマイボトルでペットボトル削減へ
ウォータースタンドは、社会インフラである水道を活用することで、人々の生活に欠かせない水を持続可能で環境負荷の少ない方法で供給します。ウォータースタンドを給水スタンド(給水スポット)として提供することで、多くの人々が安易なペットボトルの購入を控えるようになります。ウォータースタンドをきっかけにマイボトルの活用範囲が広がり、ペットボトルの消費削減を実現します。
ウォータースタンドが取組むSDGs
2015年に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された国際目標「SDGs」の中から、「6.1 安全で安価な飲料水の提供」、「6.b 豊かな水のあるまちづくりへの貢献」、「14.1 美しい川・海の保全」の3つをウォータースタンド株式会社のメインターゲットとして設定し、達成のため様々な施策を行っています。

※ウォータースタンド株式会社ESG推進室では、企業や教育機関向けにSDGsワークショップ・出張授業を実施しています。詳しくは出前授業の記事一覧をご覧ください。
ウォータースタンドについて
水道直結ウォーターサーバー ウォータースタンドは、いつでも安全安心な飲料水が使える利便性の高さと、運搬や使い捨て容器を必要としないエコな給水システムが支持され、子育て世帯を中心とした個人宅や、SDGs達成に取り組む法人、大学などに支持されています。
2021年7月には、「ウォータースタンド ガーディアン」は、赤ちゃんのミルク作りがラクにできること、それによりパパ・ママの心に余裕が生まれ、子育てを楽しむことに貢献できる製品であることが評価され「2021年度日本子育て支援大賞」を受賞しました。
ウォータースタンドの取り組みボトルフリープロジェクト
当社の「ボトルフリープロジェクト」は、誰もが安全安心な飲料水にアクセスでき、環境負荷も少ない給水スタンドを整備し、マイボトル活用を推進するものです。
本活動を通じて、使い捨てプラスチック削減・CO2排出抑制による気候変動の緩和と、水分補給による熱中症などの被害・健康増進による気候変動への適応の両立を実現します。
この取り組みへの協力を様々な組織・団体等に呼びかけながら、同様の取組みを日本全国に拡大していきます。
自治体との協定締結実績一覧
自治体名 | 締結時期 | 協定締結の概要 |
---|---|---|
大阪府三島郡島本町 | 2021年9月28日 | 使い捨てプラスチックの使用削減の推進に関する連携協定 |
埼玉県さいたま市、国際学院埼玉短期大学、人間総合科学大学 | 2021年9月24日 | 給水スポットの実証実験に関する基本協定 |
滋賀県日野町 | 2021年8月24日 | プラスチックごみ削減の推進に関する協定 |
埼玉県さいたま市教育委員会 | 2021年7月9日 | 市立学校へのウォータースタンド設置に係る協定 |
大阪府泉大津市 | 2021年6月28日 | プラスチックごみ削減推進に関する協定 |
東京都渋谷区 | 2021年6月22日 | プラスチックごみ削減の推進に係る協定 |
京都府亀岡市、亀岡市教育委員会 | 2021年6月3日 | かめおか未来づくり環境パートナーシップ協定 |
大阪府吹田市 | 2021年4月27日 | プラスチックごみ削減および熱中症予防の推進に関する連携協定 |
兵庫県尼崎市、兵庫県西宮市 | 2021年4月27日 | プラスチックごみ削減の推進に関する協定 |
埼玉県春日部市 | 2021年4月26日 | SDGs達成に向けたプラスチックごみ削減推進に関する協定 |
三重県志摩市 | 2021年4月22日 | マイボトル等で利用できる給水機の設置に関する連携協定 |
神奈川県藤沢市 | 2021年3月18日 | プラスチックごみ削減の推進に関する協定 |
神奈川県川崎市 | 2021年3月23日 | プラスチックごみ削減の推進に関する協定 |
神奈川県小田原市 | 2021年1月25日 | プラスチックごみの削減に係る連携と協力に関する協定 |
群馬県館林市 | 2021年1月26日 | プラスチックごみ削減の推進に関する協定 |
東京都世田谷区 | 2020年10月1日 | プラスチックごみ削減の推進に関する協定 |
神奈川県鎌倉市 | 2020年2月10日 | かまくらプラごみゼロ宣言にかかる連携と協力に関する協定 |
京都府京都市 | 2020年1月16日 | マイボトル等で利用できる給水スポットの拡大に関する連携協定 |
埼玉県所沢市 | 2019年11月26日 | プラスチックごみ削減の推進に関する協定 |
神奈川県葉山町 | 2019年9月30日 | プラスチックごみ削減の推進に関する協定 |
埼玉県さいたま市 | 2019年6月28日 | プラスチックごみ削減の推進に関する協定 |
※令和3年6月現在
ウォータースタンドへの
お問い合わせ
弊社の取り組み、出前授業やご取材等についてはこちらよりお問合せください。
(メディア関係者の皆様からの取材等のご依頼もこちらよりお願いいたします。)