筑波大学「都市計画演習」における研究をサポート
ウォータースタンド株式会社石岡営業所(以下弊社)は、筑波大学の2022年度「都市計画演習」における研究にあたり、水道直結ウォーターサーバー「ウォータースタンド」を無償設置しました。
同研究は、飲料水を提供することによるコミュニケーションの誘発などにとどまらず、ウォータースタンドを設置することによる、SDGsを意識した教育や研究の実践や魅力的な空間デザインといった新たな付加価値についても注目しています。
弊社では、同研究の社会的意義を鑑み水道直結ウォーターサーバー「ウォータースタンド」を人流が多く設置条件を満たす食堂に設置しました。
同研究では、学生を対象とした事前アンケート・事後アンケート、ならびに他大学へのヒアリング調査を実施されています。事前アンケートの結果、ペットボトル入りのお水は清涼飲料水よりも購買意欲が低いという結果がみられたほか、「ウォータースタンド」設置後のアンケートでは「お水を飲む量が増えた」、「ペットボトルの利用が減少した」、「環境意識が高まった」といった意識や行動の変容が報告されました。
ウォータースタンドについて
浄水型ウォーターサーバー ウォータースタンドは、いつでも安全安心な飲料水が使える利便性の高さと、運搬や使い捨て容器を必要としないエコな給水システムが支持され、子育て世帯を中心とした個人宅や、SDGs達成に取り組む法人、大学などに支持されています。
2021年7月には、「ウォータースタンド ガーディアン」は、赤ちゃんのミルク作りがラクにできること、それによりパパ・ママの心に余裕が生まれ、子育てを楽しむことに貢献できる製品であることが評価され「2021年度日本子育て支援大賞」を受賞しました。
未来の世代に向けたウォータースタンドの
取り組み
ウォータースタンドは、2020年2月にミッションとビジョンを新たに策定しました。当社は、暮らしに寄り添う製品の開発・提供と環境負荷軽減に貢献する事業経営を通じ、未来をつくる次世代育成に積極的に取り組んでいます。
ウォータースタンドのミッションとビジョン
ウォータースタンドは 未来の世代のために
より良い地球環境を引き継ぎます。
わたしたちは、2030年までに 日本の使い捨てプラスチックボトルを 30億本減らします。
ウォータースタンドは
マイボトルを携帯する新しい文化を創り
気候変動とプラスチックによる
環境問題に取り組みます。
ウォータースタンドへの
お問い合わせ
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(メディア関係者の皆様からの取材等のご依頼も下記フォームよりお願いいたします。)
研究成果について
【2022年度1班】TSUKUBUCKS WATER -筑波大生が自由に飲める水を
本研究における目的
健康上「水分補給」は重要であるが、筑波大学では従来、水分補給をしたい時にとる行動は「我慢する」または「飲み物を購入する」の2択であった。
水筒等のマイボトルで利用するウォーターサーバー「ウォータースタンド」を導入することで行動や意識に与える影響を検証することを目的とし、研究をスタートした。また、給水スポットがコミュニケーションを誘発するとの先行研究結果から、こうした付加価値についても検討することとした。
事前アンケートの結果
筑波大学の学生に対するアンケートでは、ペットボトル飲料の経済面について清涼飲料水よりも、水を買う方が無駄であると感じる傾向がみられた。
マイボトルをいつも利用している学生は約32%で利用率は低いことが分かったが、筑波大学内で「ウォータースタンド」が導入されたら利用したいかという質問に対しては約80%の学生が「利用したい」と考えていることが分かった。
「ウォータースタンド」設置による結果
「ウォータースタンド」に流量計を設置し、使用状況を記録したところ16日間で500mlペットボトル818本分にあたる約409L、653回の給水が確認された。
(※流量は濾過により生ずる廃棄水を含んでいるため、飲料水としての利用量は数値の1/2程度)
また、掲示板には「ウォータースタンド」への意見が寄せられるなど、設置によってコミュニケーションが誘発された効果も伺えた。
事後アンケート調査の結果
あなたがWSを使用したいと思った理由は何ですか?(複数回答可)
事後アンケートでは、「ウォータースタンド」設置は経済的なメリットがあり、環境意識についても高まったと感じる傾向が見受けられた。
研究結果を踏まえた提言
「ウォータースタンド」設置と、事前・事後におけるアンケート調査などから、給水スポットと掲示板、コーヒー等のオプションを併設することでより魅力的な学内の空間を創出でき、行動や意識が変わる可能性があることが示唆された。
これらの結果を踏まえ研究班では、大学内の「DESIGN THE FUTURE機構」によるSDGsを意識した教育や研究の一環として「ウォータースタンド」の設置・運営を全学的に行うことを提案、SDGsの課題には「ウォータースタンド」設置により貢献できるゴールが複数あるため、学生を巻き込む形で同機構の目標達成をアシストできるとの提言に至った。