公民学連携による給水スポット利用拡大に関する実証実験結果報告
さいたま市、国際学院埼玉短期大学、人間総合科学大学:2021年9月24日(金)締結
ウォータースタンド株式会社は、2021年9月24日(金)、さいたま市(市長:清水 勇人)、国際学院埼玉短期大学(理事長・学長:大野 博之)および人間総合科学大学(理事長・学長 :久住 眞理)と「給水スポットの実証実験に関する基本協定」を締結し、実証実験を実施しました。
実証実験の概要
本実証実験は、国際学院埼玉短期大学及び人間総合科学大学の学生へマイボトルを配布し、学内及び市内給水スポットを利用するよう促すことにより、学生等の意識の変化や給水量、ペットボトル排出量の変化などを把握し、公民学連携により循環型経済社会の実現に向けた課題の把握と解決策の検討を行うことを目的として実施しました。
実施にあたり、給水スポットの利便性向上のため、株式会社良品計画が学生へ「水アプリ」により給水スポットの案内をするとともに、店舗において掲示物等で訴求を行いました。
- 実施場所
国際学院埼玉短期大学(①)及び人間総合科学大学(岩槻キャンパス)(② )の構内 - 参加人数
① 201名 ② 75名※いずれも教職員含む
- 期間
①2021年9月24⽇〜2021年12月24 ⽇
② 2021年9月24⽇〜2021年12月27 ⽇ - 設置場所
① 計4台(正面玄関、2階水飲み場横、4階水飲み場横、5階第9研究室前)
② 計5台(食堂2台、事務室1台、男女更衣室各1台) - 設置機種
水道直結ウォーターサーバー「ウォータースタンド」ナノシリーズトリニティ(冷水・常温水)
実証実験の結果
- 給水スタンド※1台で500ミリリットルペットボトルに換算し1630本分の削減を実現した。
※「給水スタンド」とは、誰もがマイボトルに給水できる環境にあるウォータースタンドを指す。
- 実証実験期間中、自動販売機におけるペットボトル飲料の販売本数は前年対比で減少となった。
- マイボトルを「いつも使っている」または「たまに使っている」と回答した人の割合は実証実験前よりも終了後の方が38ポイント増加した。
- 実証実験終了後、ペットボトルを「ほぼ毎日購入している」・「月間20本以上購入している」と回答した人は実験前と比較し14ポイント減となる14%となった。また、実証実験終了後、「ペットボトルの購入本数が月間5本未満」と回答した人は実験前と比較し13ポイント増の51%と、半数以上を占めた。
- マイボトルと給水スタンドを利用したことにより環境問題に対する考えが変わったとする回答は83%を占めた。
- 回答者の95%がマイボトルと給水スタンドの利用継続を希望していた。
- 回答者の98%が実証実験にモニターとして参加したことに満足していた。
- マイボトルを使う理由のトップは「節約になる」であった。
- マイボトルを使わない人の主な理由は「洗浄の手間・かさばる」以外に「給水する場所がない」であった。
- マイボトルを使っていない人も「学校や街中に給水スポットがある」環境ではマイボトルの利用に前向きであった。
ウォータースタンドの使い捨てプラスチックボトル削減に向けた取り組み
当社は使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、全国の地方公共団体・教育委員会と「ボトルフリープロジェクト」を推進しています。
使い捨てプラスチックボトル30億本の削減目標を掲げる当事業では、給水スポットの整備などにより水を無料提供するだけでなく、設置者と連携しプラスチックごみ削減の意義について普及啓発するなどマイボトル利用者の拡大を図っています。
また、昨今頻発する猛暑・酷暑などの地球温暖化に起因するとみられる気象現象に対しても、マイボトルに給水することで地域住民の健康維持・熱中症回避に役立てることを目的としています。
2021年10月には、廃棄物等の3R(リデュース:発生抑制・リユース:再使用・リサイクル:再資源化)に率先して取り組み、資源の有効利用、環境への負荷の低減に継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている「個人・グループ・学校」及び「事業所・地方公共団体等」に対して行われる「令和3年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」においてリデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞を受賞しました。
ウォータースタンド株式会社が自治体と行う取り組み
ウォータースタンド株式会社は、使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、自治体と連携したさまざまな取り組みを実施しています。
公共施設への給水スポット設置
誰もが無料で給水できる「ウォータースタンド」の設置を拡大しています。
啓発活動
自治体と連携し、プラスチックごみ問題の深刻さやマイボトル利用のメリットについて、地域住民に知ってもらうための活動を行います。
マイボトル利用推進
マイボトル用給水機の利用を促し、ワンウェイプラスチック削減とマイボトルの普及を推進します。
住民の健康増進
マイボトル利用による水分補給は、地域住民の熱中症対策や健康増進にもつながります。
自治体との協定締結実績一覧
北海道・東北
関東
中部
近畿
中国・四国
九州・沖縄
※2024年08月現在
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