東京都杉並区と「プラスチックごみ削減へ向けた区施設への給水機設置に関する協定」を締結
東京都杉並区:2022年1月13日(木)締結
ウォータースタンド株式会社は、2022年1月13日(木)、東京都杉並区(区長:田中 良)と地球温暖化や海洋プラスチックごみ問題の解決に向けプラスチックごみの削減を推進するため、「プラスチックごみ削減へ向けた区施設への給水機設置に関する協定」を締結したことをお知らせいたします。
協定の概要
杉並区と当社は、ペットボトル等のワンウェイプラスチック製品の使用を抑制し、全世界の喫緊の課題であるプラスチックごみによる海洋汚染の防止、ごみの減量、地球温暖化対策等に寄与するため、本協定締結の下でマイボトル持参の取り組みを推進して参ります。区庁舎内にマイボトルへの給水が可能なウォータースタンドを設置し、ペットボトル等のワンウェイプラスチック製品使用抑制の積極的な啓発により、地球環境の維持と改善を図ることを目的としたものです。
杉並区における「環境基本計画」実現に向けた取り組み
杉並区は「環境基本計画」の下、「区民一人ひとりが創る持続可能な環境住宅都市 杉並」を目標に掲げ、5つの基本目標を実現するための具体的な取り組みを策定されています。2021(令和3)年の「杉並区環境白書」では、各施策の進捗と目標が開示されており、平成20年3月に制定された「杉並区レジ袋有料化等の取組の推進に関する条例」の下、推進されてきたマイバッグ等持参率は令和2年度76.4%(対前年度比42.2ポイント増)となるなど目覚ましい成果を挙げられています。
当社は、同区の取り組みを後押しすべく、公共施設にウォータースタンドを設置し、全世界的な喫緊の課題であるプラスチックごみの削減を推進します。同時に、当社のこれまでの知見を活用し住民や事業者らと連携を深め、地域と一体となり社会課題解決に寄与して参ります。
ウォータースタンドの使い捨てプラスチックボトル削減に向けた取り組み
当社は使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、全国の地方公共団体・教育委員会と「ボトルフリープロジェクト」を推進しています。
使い捨てプラスチックボトル30億本の削減目標を掲げる当事業では、給水スポットの整備などにより水を無料提供するだけでなく、設置者と連携しプラスチックごみ削減の意義について普及啓発するなどマイボトル利用者の拡大を図っています。
また、昨今頻発する猛暑・酷暑などの地球温暖化に起因するとみられる気象現象に対しても、マイボトルに給水することで地域住民の健康維持・熱中症回避に役立てることを目的としています。
2021年10月には、廃棄物等の3R(リデュース:発生抑制・リユース:再使用・リサイクル:再資源化)に率先して取り組み、資源の有効利用、環境への負荷の低減に継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている「個人・グループ・学校」及び「事業所・地方公共団体等」に対して行われる「令和3年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」においてリデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞を受賞しました。
ウォータースタンド株式会社が自治体と行う取り組み
ウォータースタンド株式会社は、使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、自治体と連携したさまざまな取り組みを実施しています。
公共施設への給水スポット設置
誰もが無料で給水できる「ウォータースタンド」の設置を拡大しています。
啓発活動
自治体と連携し、プラスチックごみ問題の深刻さやマイボトル利用のメリットについて、地域住民に知ってもらうための活動を行います。
マイボトル利用推進
マイボトル用給水機の利用を促し、ワンウェイプラスチック削減とマイボトルの普及を推進します。
住民の健康増進
マイボトル利用による水分補給は、地域住民の熱中症対策や健康増進にもつながります。
自治体との協定締結実績一覧
北海道・東北
関東
中部
近畿
中国・四国
九州・沖縄
※2024年12月現在
ウォータースタンドへの
お問い合わせ
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杉並区長 田中 良様
プラスチックについては、毎年、世界中で800万トン以上が海洋に流出し、2050年には海洋の魚すべての重量を超えると推計されています。これらのプラスチックは、波力や紫外線等で直径5ミリ以下のマイクロプラスチックとなり、その性質から海中にある化学物質を吸着しつつ製造時の添加剤とともに海洋生物等の餌となる等、生物への影響が懸念されています。区としては、環境学習やイベント等での啓発、容器包装プラスチックの資源回収等に取り組むことでプラスチック使用削減を目指しています。
今後、プラスチック使用削減の取組を推進するにあたり、日本に漂着した海洋プラスチックごみの中で数が多く、プラスチック廃棄物の約6%を占めるプラスチックボトルの使用抑制は大きな意義がある事から、給水機の設置をきっかけとして、プラスチック使用削減への普及啓発に協力して取り組んでいきたいと考えています。
ウォータースタンド株式会社
代表取締役社長 本多 均
昨今海洋プラスチックごみが問題となっている他、マイクロプラスチックが人体に与える影響が懸念されるなど、使い捨てプラスチックによる様々な課題が山積しています。当社は水道直結ウォーターサーバー「ウォータースタンド」からマイボトルに給水頂くことでこれらの課題解決に貢献したいと考え、2018年に社名を変更し、2030年までに使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げています。
この度、国内26例目、東京都においては3例目となる協定を杉並区と締結させて頂いたことを大変嬉しく思います。ミッションの達成は当社単独でできるものではありません。杉並区の区民の皆様や企業、教育機関と連携し、パートナーシップによりマイボトルの普及と使い捨てプラスチックの削減に取り組んで参ります。