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象印マホービン株式会社 西野尚至様インタビュー

象印マホービン株式会社様(以下、象印)ではグループ全体で社内会議・自席でのペットボトルの使用を禁止するなど、プラごみ削減に関する取り組みを積極的に進められています。 国内外でこうしたお取組みを推進されるにあたり、従業員の皆様の反応の違いや課題などはありましたか?

象印マホービン株式会社 広報部長 西野尚至様
象印マホービン株式会社

象印では2006年からマイボトルキャンペーンをスタートし、これまでも社員が自主的にマイボトルを使用する習慣がありました。 2019年7月、プラスチックごみ削減を目指すCSR活動の一環として社内会議・自席でのペットボトルの使用を改めて禁止しました。

日本では、ペットボトルだけでなくプラスチックカップに入ったコーヒーなども削減していこうとする動きに際し、海外拠点をはじめとした、いくつかの部署で 「生産拠点ではペットボトルの方が水分補給しやすいのではないか?」とか「缶に入った飲料は保管しづらいのではないか?」といった議論がありました。 

一口にグローバルと言っても、アメリカなどは州によっても大きく感覚が異なりますし、 個人の考え方を尊重する国柄もあって、他国より意識が浸透するまで時間をかけて折に触れ従業員に語り掛け、浸透していくプロセスが必要でした。

一方で、国内で取り組みを始める前から活動している拠点もありました。 例えば、タイのUnion Zojirushi Co., Ltd.が取り組む「UZ Save the Earth Campaign」の活動※は国内より前に始めた非常に先進的な取り組みでした。 こうした活動を行うために日本から何か働きかけたということはなく、タイで自主的に推進していました。
(※ https://www.zojirushi.co.jp/cafe/news/20200414/ )

国内外問わず、グループ内に2006年からスタートしたマイボトルキャンペーンの理念が 浸透していたという意味で大変嬉しく思うと共に、日本サイドが見習わなければならないとも感じています。

マイボトルキャンペーン
マイボトルキャンペーン
マイボトルキャンペーン
マイボトルキャンペーン

象印様とは、2020年3月31日に大阪府にて発足した「おおさかマイボトルパートナーズ」を始め、マイボトルの携帯や、 普及・促進を進めていくための活動でご一緒させて頂いています。

象印マホービン株式会社 広報部長 西野尚至様

大阪府のマイボトルパートナーに参加していたり、滋賀県、京都市などの地方自治体と連携協定を締結させて頂いているため、「良い取り組みをされていますね」と言って頂けます。 連携協定を締結したその地域の小売企業様からも「店頭などでマイボトルキャンペーンのようなサステナブルな取り組みを展開したい」といった好意的なお声がけを頂けます。 情報発信することによって様々なパートナーの皆さんからポジティブな反応を頂くことが、活動を推進する原動力にもなっていると思います。

一方、マイボトルキャンペーンをさらに普及していくにあたり、象印はボトルを販売する企業なので、 ボトルの中身をいかに供給できるかというインフラが重要な課題になっていると思います。

マイボトルに給水する弊社の「ボトルフリープロジェクト」をご覧になってどのように感じられていらっしゃいますでしょうか。

象印マホービン株式会社 広報部長 西野尚至様

象印が2006年からマイボトルキャンペーンの取り組みを行っているなかで、目指すところは一緒です。 マイボトルに給水できる場所を登録するアプリサービスなども増加しています。

2015年に国連サミットでSDGsが採択され、同時期に海洋プラスチックごみの問題も注目されるようになっています。 マイボトルに給水できるインフラが整えば循環型社会を目指す潮流が加速するでしょう。

給茶スポット
給茶スポット

象印は2006年から「給茶スポット」の取り組みを東京と大阪の6店舗でスタートしました。現在、約150のお店が象印の理念に共感し参画頂いています。

また、最近は大学生からもマイボトルに給水することで使い捨てプラスチックボトル削減に取り組みたいといったお話を頂く機会が増えています。 象印の取り組みを知って「すごくいい活動をされていますね」、「うちの大学でも給水機を設置して、大学のオリジナルボトルを制作して大学生協で展開したい」といったお声を多数頂いています。

やはり若い世代の方は環境問題やSDGsを「自分ごと」として捉えています。 象印には炊飯器やホットプレートなど様々な商品ラインナップがありますが、マイボトルは若い世代の方に最も興味を持って頂ける商品ですので、 WEBサイトも若い世代の方を意識してエンゲージメントできるようなものにしています。

海とボトル

これから訪れる「循環経済社会」では、商品開発の時から廃棄する時のことを想定してデザインすると言われています。 使い終わったステンレスボトルを新たに循環させる取り組みはありますか?

象印マホービン株式会社 広報部長 西野尚至様

回収して新しい商品にアップサイクルするというのが最も理想的な形であると思います。 象印の水筒は内部の真空層が毀損しない限り半永久的に使えるので、長期にわたって使って頂けることは訴求しています。 ただ、どんな商品にも寿命はありますので、断熱性などの本来の商品特性と、廃棄時にリサイクル・再利用しやすい構造のバランスを取り、 メーカーとして環境を意識したものづくりを行っていくことは非常に重要な課題であると考えています。

日本は2050年ゼロカーボン達成に向け、ライフスタイルの大きな転換を迫られています。 これから取り組みをスタートされる方たちへ、先駆者として「変えないもの」と「変えていくもの」の観点でアドバイスやメッセージを頂けますでしょうか。

象印マホービン株式会社 広報部長 西野尚至様

象印社内でも長期視点で2050年に向けた取り組みや議論は行っていますが、より重要なのは今、この瞬間から一人ひとりがアクションを起こしていくということだと思います。 世の中が変わってから「変わらなくてはいけない」というのではなく、 使い捨てプラスチックボトルを1本減らしてマイボトルに給水するといった毎日のちょっとしたアクションを一人ひとりが意識して見直していく、 そうした変化は必要ですし、象印が事業を通じて「変えていくもの」です。

一方で「変えないもの」というのは次の世代、さらにその次の世代・・・に、この地球の素晴らしい環境を遺していくことだと思います。 私たち皆が1つ1つの行動を意識することは決して難しいことではありません。 しかし、こうした小さな一歩が「変えない」こと、次の世代に継承していくことを可能にすると思います。

象印マホービン株式会社

ウォータースタンドについて

水道直結ウォーターサーバー ウォータースタンドは、いつでも安全安心な飲料水が使える利便性の高さと、運搬や使い捨て容器を必要としないエコな給水システムが支持され、子育て世帯を中心とした個人宅や、SDGs達成に取り組む法人、大学などに支持されています。

2021年7月には、「ウォータースタンド ガーディアン」は、赤ちゃんのミルク作りがラクにできること、それによりパパ・ママの心に余裕が生まれ、子育てを楽しむことに貢献できる製品であることが評価され「2021年度日本子育て支援大賞」を受賞しました。

未来の世代に向けたウォータースタンドの
取り組み

ウォータースタンドは、2020年2月にミッションとビジョンを新たに策定しました。当社は、暮らしに寄り添う製品の開発・提供と環境負荷軽減に貢献する事業経営を通じ、未来をつくる次世代育成に積極的に取り組んでいます。

ウォータースタンドのミッションとビジョン

ウォータースタンドは 未来の世代のために 
より良い地球環境を引き継ぎます。
わたしたちは、2030年までに 日本の使い捨てプラスチックボトルを 30億本減らします。

ウォータースタンドは 
マイボトルを携帯する新しい文化を創り
気候変動とプラスチックによる 
環境問題に取り組みます。

ウォータースタンドへの
お問い合わせ

弊社の取り組み、出前授業やご取材等についてはこちらよりお問合せください。
(メディア関係者の皆様からの取材等のご依頼もこちらよりお願いいたします。)

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