鉄道駅構内における給水機設置実証実験の結果報告と給水機の本格設置について

NATS4市(西宮市・尼崎市・豊中市・吹田市)及びウォータースタンド株式会社(以下当社)は、マイボトルの利用促進及びプラスチックごみの削減を目的として、2022(令和4)年9月13日(火)から11月11日(金)までの約2ヶ月間、阪急電鉄株式会社の協力を得て阪急電鉄4駅の構内にマイボトル専用の給水機を設置し、駅利用者にどれだけ利用されるかの検証や駅への給水機設置に関する課題の抽出を行うための実証実験を実施し、12月20日(火)付で阪急電鉄株式会社へ報告書を提出しました。

その結果、一定数の駅利用者による給水機の利用が確認でき、また、駅利用者へのアンケート調査結果から「マイボトルを持つきっかけになる」など好意的な意見が多く、駅への給水機設置により行動変容を促す効果が期待できるという良好な結果が得られました。

4駅への給水機設置の様子 (左から順に、西宮北口駅、園田駅、岡町駅、北千里駅
4駅への給水機設置の様子 (左から順に、西宮北口駅、園田駅、岡町駅、北千里駅

今回の実証実験で得られた成果や課題を今後の給水スポットの普及に活かし、NATS4市はマイボトルの利用及びプラスチックごみの削減を促進してまいります。

実証実験結果(概要)

※詳細については、NATS4市のホームページに掲載。

  1. 実証実験期間における給水機利用実績 (4駅合計)
    • 給水量 8,293L (500mLペットボトル16,586本相当) ※1日平均 139.6L
    • 推定利用率 約0.34% (駅利用者1万人あたり34人)
  2. 給水機設置によるペットボトル削減効果及びCO2削減効果(推計)
    今回実証実験を行った4駅に給水機を継続して設置した場合、年間46,621L(500mLペットボトル93,242本相当)の給水が見込まれ、約9.8t/年のCO2削減効果が期待できる。
  3. アンケートの主な意見
    • よく利用する施設に給水機の設置が増えれば、マイボトルを持ち歩くようになる。
    • 他の駅にも設置して欲しい。
    • 常設して欲しい。 等

給水機の本格設置について

今回の実証実験にご協力いただいた阪急電鉄株式会社が、実証実験の結果を踏まえ、上記4駅への給水機の本格設置を決定されました。詳細については、阪急電鉄株式会社のリリースをご参照下さい。

 ( 阪急電鉄株式会社 広報部 TEL:06-6373-5092 )

「NATS」とは

府県を越えて隣り合う4つの中核市である西宮市(Nishinomiya)、尼崎市(Amagasaki)、豊中市(Toyonaka)、吹田市(Suita)の頭文字をとったもので、共通する課題の解決に向け、相互に連携・協力しています。

ウォータースタンドについて

浄水型ウォーターサーバー ウォータースタンドは、いつでも安全安心な飲料水が使える利便性の高さと、運搬や使い捨て容器を必要としないエコな給水システムが支持され、子育て世帯を中心とした個人宅や、SDGs達成に取り組む法人、大学などに支持されています。

2021年7月には、「ウォータースタンド ガーディアン」は、赤ちゃんのミルク作りがラクにできること、それによりパパ・ママの心に余裕が生まれ、子育てを楽しむことに貢献できる製品であることが評価され「2021年度日本子育て支援大賞」を受賞しました。

未来の世代に向けたウォータースタンドの
取り組み

ウォータースタンドは、2020年2月にミッションとビジョンを新たに策定しました。当社は、暮らしに寄り添う製品の開発・提供と環境負荷軽減に貢献する事業経営を通じ、未来をつくる次世代育成に積極的に取り組んでいます。

ウォータースタンドのミッションとビジョン

ウォータースタンドは 未来の世代のために 
より良い地球環境を引き継ぎます。
わたしたちは、2030年までに 日本の使い捨てプラスチックボトルを 30億本減らします。

ウォータースタンドは 
マイボトルを携帯する新しい文化を創り
気候変動とプラスチックによる 
環境問題に取り組みます。

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