クリエート浜松 館長 金田直樹様インタビュー

「小さな取り組みを継続することで大きなアクションに」

ウォータースタンド株式会社は、クリエート浜松 館長 金田直樹様にお話しをお伺いしました。

クリエート浜松 館長 金田直樹様
クリエート浜松 館長 金田直樹様

クリエート浜松という施設はどんな施設でしょうか?

クリエート浜松は、ホールやギャラリー、アトリエ、スタジオなど多様な機能を有しており市民による音楽やダンス、絵画、工作など多様な文化芸術活動が日常的に行われております。

浜松市内でギャラリーのある公共施設は非常に少なく、文化芸術の発信の場、創造活動の場としての役割を担っています。
また、ギャラリーの他にスタジオや創造活動室などのダンスや合唱、各種パフォーマンスを練習するスペースもあります。

昨年開催されたハママツクリエーターズフェスの様子(画像提供:クリエート浜松)
昨年開催されたハママツクリエーターズフェスの様子(画像提供:クリエート浜松)

年間の来場者の方の数はどのくらいですか?

コロナ禍前の来場者は年間約40万人でしたが、現在は約30万人で毎月2万人から3万人の方がいらっしゃっています。
アフターコロナの今、イベントの内容がコロナ以前と同様に飲食ができるようになったり対面式での交流の場が増えたりしており、来場者数も戻ってきています。

マイボトル用の給水器が設置される前はどんな形で水分補給をされていましたか。

コロナ禍の前は冷水器が設置されていましたが、コロナ感染症拡大時期に使用を休止し、現在は撤去しています。
それ以外では自販機を利用される方が多かったと思います。

プラスチックボトルに入った飲料の販売されていない自動販売機(画像提供:クリエート浜松)
プラスチックボトルに入った飲料の販売されていない自動販売機(画像提供:クリエート浜松)

クリエート浜松に誰もが無料で給水できる浄水型ウォーターサーバー「ウォータースタンド」が設置されました。ご利用者様の反応はいかがでしょうか。

コロナ禍で今まで設置していた冷水器が停止していたので待ちに待った給水スポットになっています。
施設内には身体を動かすスタジオがあり、運動される方や合唱をする方に特に喜ばれています。

館内に設置されたウォータースタンド(画像提供:クリエート浜松)
館内に設置されたウォータースタンド(画像提供:クリエート浜松)
館内に設置されたウォータースタンド

クリエート浜松の利用者様のマイボトル所持率はいかがでしょうか?

あくまでも私の主観ですが、まだまだ少ないと感じています。
今回、「ウォータースタンド」を導入したことがきっかけとなりマイボトルを持っていれば給水ができるということを知っていただければ、マイボトルの持参が増えるのではないかと期待しています。

ちなみに、私は水筒を必ず持っています。
SDGsをきっかけにという訳ではないのですが、水筒を持ち歩けば自販機でペットボトルを買う必要はなくなります。

マイボトル

2022年5月、浜松市とウォータースタンド株式会社は「プラスチックごみ削減の推進に関する協定」を締結しました。
市内でのマイボトル活動拡大に向けた動きをどのようにご覧になっていらっしゃいますでしょうか。

缶飲料のみを提供する自販機を設置したことは知っていましたが、浜松市役所の冷水器の一部がウォーターサーバーに変わっていることに気が付いた時は驚きました。

お水以外の飲みものを飲みたいといったニーズもありますが、マイボトル用給水機の設置は多様なニーズに対応するための選択肢の一つです。 様々な選択肢を提示し、最終的に脱プラスチックを進めていきたいと考えています。

貴施設でサステナブルな活動を開始されたきっかけは「グローバルフェア」というイベントだったとお聞きしています。

このイベントはどのようなものでしょうか。

「グローバルフェア」は毎年2月に開催している、サステナビリティや多文化共生をテーマにしたイベントです。
コロナ後の現在は、様々な国や地域の食文化なども紹介しています。

2022年に開催されたグローバルフェア(画像提供:クリエート浜松)
2022年に開催されたグローバルフェア(画像提供:クリエート浜松)

2022年はドキュメンタリー映画「プラスチックの海」を上映しました。
映画を観て“何か行動に移したい!“と思い立った参加者とともに『浜松サステナブルコミュニティ』(通称:はまさす)を発足しました。

このコミュニティでは、個人では何をしてみればいいのかわからない、個人では色々やっているけどもっとこの社会全体が変わることをしてみたい、など年代も違う人たちが集まり勉強会や講演会を通して発信しています。

2022年に開催されたグローバルフェア(画像提供:クリエート浜松)
2022年に開催されたグローバルフェア(画像提供:クリエート浜松)

わかりやすい一歩として、新しい文化を創造する場である“クリエート浜松”をサステナブルな公共施設にしていこうといろんなことに取り組み発信しています。

「はまさす」で行っているアクションはどのようなものでしょうか?

浜松国際交流協会と当施設とでサステナビリティや SDGs達成に貢献できる取り組みは何か話し合い、プラスチックのゴミ袋から新聞紙を再利用したり、ヘチマを乾燥させて作ったエコなたわしを使用したりといった活動を始めました。

利用者の方にもこうした活動を知って頂き、一緒に取り組んで頂ければ良いなという思いでInstagramにも注力しています。

ただ上記の取り組みは、施設利用者の方だけがわかるアクションであり、もっと市民の皆さまにわかりやすいアクションをしたいと活動を続けている中でずっと思っていました。

ヘチマたわし
新聞紙をゴミ袋として使用するゴミ箱
落ち葉コンポスト

館内で実施している様々な取り組み(ヘチマたわし、新聞紙をゴミ袋として使用するゴミ箱、落ち葉コンポスト)(画像提供:クリエート浜松)

今回のウォーターサーバー設置は、施設利用者に限らず誰にでもわかりやすいアクションです。

当施設は街の中にあり、市民の皆さまにとって一番身近なクリエイティブな場所です。

ここから脱プラを始め、SDGsに関することを発信していけたら一人ひとりの意識も変わるでしょうし、それが浜松市全域に広がり社会全体、国、世界へと繋がっていけたらと、壮大な未来をみてこの取り組みを続けています。

ウォータースタンド トリニティ

今後予定されている催しがあれば教えてください。

これから予定しているイベントとしては、7月にハママツクリエーターズフェス、8月に夏まつりがあります。

飲食ブースやダンスパフォーマンスなど、コロナ禍前と同様の楽しい企画を予定しています。

普段は当施設に来られない方もご来場いただきますのでSDGsに関連付けて色々と企画を考えていますのでぜひ遊びに来てください。そして一緒にサステナブルな輪を広げましょう!

浜松クリエーターフェス
くじら
昨年開催されたハママツクリエーターズフェスの様子(画像提供:クリエート浜松)

市民の方だけではなく事業者の方の巻き込みについて、クリエート浜松の役割はどのように考えていらっしゃいますか?

マイボトルに給水したいという市民の方のニーズと、給水できる場を提供したい事業者との触れ合いの場として機能していくことが大切だと考えています。

私達の施設単体で行うのではなく、ウォーターサーバーの導入をはじめとする「誰も取り残さない」SDGsの取り組みに対し当施設が市内全域の拠点の一つとして機能し、そういう施設が増えていくといいなと思います。

金田様はランナーとしてのお顔もお持ちです。 ランニングをされているなかで感じていることなどはありますか。

浜松シティマラソンには毎年参加し、フルマラソンにも参加します。走る楽しさにはまり、走る距離がどんどん増えて10年以上経ちました。

ランニングしていると、水分補給は非常に重要で、ランニングコース上に給水スポットがどこにあるか事前に確認して走っています。
無料給水スポットはまだ少ないので、協働センターのような場所にあったり、給水できる場所を示す地図アプリもあったりすると助かりますね。
クリエート浜松も無料給水アプリ「mymizu」に登録する予定です。

クリエート浜松も給水できることを情報発信できたら、同じ悩みを抱えているランナーの方に喜ばれると思います。

サステナブルな活動も自分1人でやっていても大きなことはできないと感じますが、アプリなどを活用してつながりがあると前向きになるという共通点がありそうです。
浜松市内のおすすめのランニングコースはありますか?

ランニング専用コースではないのですが、佐鳴湖や航空自衛隊浜松基地の周りがお気に入りのコースです。

ランニングも、サステナブルな活動も同じなのですが「続けること」が大変で、かつ最も大事なことだと思います。

ランニングではSNSを通じて仲間と情報共有していると長く続けられる環境も自分で整えていけますので、そういったことは意識しています。

佐鳴湖
「佐鳴湖」(画像提供:金田直樹様)

クリエート浜松として、SDGsやサステナブルな取り組みを始めたのは1~2年前くらいからなのですが、いきなり大きな目標を立てるのではなく、小さい目標を少しずつ達成していきながら、結果的に大きな目標達成につながればと考えます。

最初は小さな取り組みが、5年、10年と継続することで結果的に大きなアクションになっていくことが夢です。

クリエート浜松

ボトルフリープロジェクト

ウォータースタンド株式会社が自治体と行う取り組み

ウォータースタンド株式会社は、使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、自治体と連携したさまざまな取り組みを実施しています。

公共施設への給水スポット設置

誰もが無料で給水できる「ウォータースタンド」の設置を拡大しています。

啓発活動

自治体と連携し、プラスチックごみ問題の深刻さやマイボトル利用のメリットについて、地域住民に知ってもらうための活動を行います。

マイボトル利用推進

マイボトル用給水機の利用を促し、ワンウェイプラスチック削減とマイボトルの普及を推進します。

住民の健康増進

マイボトル利用による水分補給は、地域住民の熱中症対策や健康増進にもつながります。

sdgs

自治体との協定締結実績一覧

※2024年07月現在

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