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清光寺幼稚園様 インタビュー

「変わらないもの」を大切にするために変わり続ける
~園児・教諭・地域一体でSDGsに取り組む幼稚園~

学校法人清和学園 清光寺幼稚園 副園長 清永恵美様
学校法人清和学園 清光寺幼稚園 副園長 清永恵美様

清光寺幼稚園の特徴を教えて下さい。

学校法人清和学園 清光寺幼稚園 副園長 清永恵美様
清水寺幼稚園

清光寺幼稚園は今年で創立60周年を迎えます。

人生の中で幼少期の間、子どもと親が過ごせるのはほんの短い期間です。幼児教育はあくまでご家庭が中心であり、「親子が共に過ごす時間」が大切であるという考えは開園以来変わらないものです。一方、コロナ禍を経て多くの方が「家でできないこと」の価値を再認識したと思います。子ども達が人生で初めて加わる集団となる幼稚園では「家ではできない」「今しかできない」ことを実践したいと考えています。

幼稚園ならではの年中行事はもちろん、清光寺幼稚園ではカリキュラムにないサプライズの行事を行うこともあります。これらの行事は先生方の「本物・リアルなものを子ども達に体験させたい」という思いで実施しています。

60年の間に、少子化や社会環境の変化などにより、「園として大切なものは何か」を考えるようになり、大人の言うことを聞く子どもではなく「自分が何をしたいか」考え、行動できる子どもに「育ちあってほしい」という教育方針に転換しました。

「変わらない」ために「変わり続ける」幼稚園が、清光寺幼稚園の特徴です。

出張こども大工

清光寺幼稚園は、野菜の栽培や味噌づくりなどを通じて自然にじかに触れあう機会が多い園ではないかと思います。

こうした体験をすると、お子さん達にはどんな変化がありますか。

学校法人清和学園 清光寺幼稚園 副園長 清永恵美様
野菜を育てると様々な発見

野菜を育てると様々な発見があります。昨日までは無かった葉っぱが、登園したら出てきているとかトマトの実が赤く熟してきた、といったことを目にすること一つ一つが子ども達のイマジネーションを育てていきます。

緑色が好きな園児が「ぼくは緑が好きだから緑のトマトを食べる」と言う時、先生はそれを受け止めます。実際に食べてみるとおいしくないのですが、こういった体験をすることで「なぜ赤いトマトの実を収穫するのか」が理解できます。与えられるだけでない、新しい視点やストーリーが子どもの中に生まれ、「赤いトマト」への愛着がわいてくるんですね。

苗から育てた茄子も、自分で収穫しホットプレートでクッキングすることで食べられるようになる子どももいます。「見る」「触れる」「食べる」などたくさんの刺激で自信がつき、自己肯定感が高まる変化がみられます。

クッキング

お味噌づくりも長い時間が必要です。5月に仕込み、5カ月間寝かせて10月にやっとお味噌になります。子ども達はお米、大豆、塩、お水がお味噌になるまでをイメージすることは難しいので、お出汁と自家製お味噌とでお味噌汁を作る体験を通じて少しずつ理解を深めていきます。

お味噌づくり

清光寺幼稚園様とは、直方市の子ども向け大工体験イベント『のおがたみらいキッズプロジェクト』でご縁を頂きました。弊社を含め、地域の企業が園児の皆さんに関わらせて頂くことでどんな効果がありますか。

学校法人清和学園 清光寺幼稚園 副園長 清永恵美様
のおがたみらいキッズプロジェクト

家族や親せき、幼稚園の先生以外の働く大人を間近に見ることができる、というのは子ども達にとって貴重な経験となります。

地域の企業との縁によって働く大人に憧れ、新しい体験をする機会になっていると思います。

大工ごっこ

清光寺幼稚園は「やりたいを形にできる」ことを大切にされています。

使用済みデニムからこいのぼりを作ったり、廃材を活用した大工ごっこなどで、「やりたいこと」を形にすることがいつの間にかSDGsにつながっているというのは本当に素敵な教育だと思います。

園としていつ頃からSDGsに取り組みを始められたか、またそのきっかけをお聞かせ下さい。

学校法人清和学園 清光寺幼稚園 副園長 清永恵美様
使用済みデニムからこいのぼり
使用済みデニムからこいのぼり

子ども達が「楽しそう」「やってみたい」と自発的に取り組み、子ども達の姿から教諭側が「教わる保育」を実践してきたことが自然にSDGsにつながってきました。

当園では「衣食住」から「本物」を体験させる機会が多くあります。

「食べること」は自分の行動が地球とつながっているストーリーを理解する、貴重な教育の機会です。食べ物を残すと「地球が悲しむ」ことを知っている子ども達は給食を残さず食べようとします。ガマンをして、また無理をして完食するのではなく、好き嫌いなく食べる年長のお友達をみて「かっこいい」という憧れの気持ちから自発的に食べ、それが新しい成功体験となり、成長につながります。

子ども達のなかにストーリーが生まれることで、おうちでは食べられなかった食材が園では食べられた、といったこともよく聞かれます。

SDGsの理念は、「楽しみながら」給食を完食することでも実践できます。特に、苦手な食べ物も子ども達の「チャレンジしてみたい」「食べてみたい」といった気持ち、納得感を大切にしています。このように子ども達自身が本来持っている好奇心や挑戦したい気持ちを大切にすることで、大人からの働きかけではなく子ども達自身の力でSDGsの理念を実践することができるようになりました。

子ども達自身の力でSDGs

ウォータースタンドからマイボトルに給水する活動について、先生や園児の皆さんの感想などをお聞かせいただければ幸いです。

学校法人清和学園 清光寺幼稚園 副園長 清永恵美様

子ども達はウォータースタンドから給水する行為自体が楽しいようで、楽しみながら水分補給できるのはとても良いと思います。

先生方も水筒にシールを貼るなどで自分だけのマイボトルにして愛用しています。

当園から出るペットボトルゴミは削減されましたし、今後は夏場の熱中症を避けるため、イベントなどでもマイボトルへの給水を呼びかけていきたいと思います。

子どもとウォータースタンド
子どもとマイボトル ウォータースタンドから給水

弊社はマイボトルに給水することで、ペットボトルなどの使い捨てプラスチックを使うよりも地球にもやさしいという呼びかけをしています。

学校法人清和学園 清光寺幼稚園 副園長 清永恵美様

清光寺幼稚園では年長さん、年中さんが円になって話合いをする「こども会議」の時間を設けています。子どもの性格によってたくさんお話をする子、なかなか自分の言葉を伝えられない子もいますが、園では子ども達の主体的・対話的で深い学びを大切にしています。

「人体にとってのお水」や「地球上のお水」のことを伝えるウォータースタンドの紙芝居についても、「こども会議」で取り上げ、子ども達の意見をWSへフィードバックさせて頂きます。

紙芝居 おみずのひみつ1
おみずのひみつ

子ども達が中心の「こども会議」なのですね。

入園されてからの園児の方達の成長についてはどのように感じられていますか?

学校法人清和学園 清光寺幼稚園 副園長 清永恵美様
学校法人清和学園 清光寺幼稚園

園児達は入園までに親子で参加できる子育て支援、プレ保育と2段階のステップを踏んで入園します。

このステップを上がるごとに子ども達は年齢だけでなく精神的にも成長していきます。

例えば、初めて親と離れて園で過ごすお友達に話しかけてあげたり、困っている子がいれば声をかけたりする子がいます。

最初は「お世話をしてもらう」立場だった子ども達が、成長につれ自分ができることを見つけ、自分より小さなお友達に「お世話をしてあげる」、という行為を順繰りに繰り返す様子はさながら「恩おくり」です。

「恩おくり」とは、誰かから親切や善意を受けたら、それを相手に返すのではなく、ほかの誰かに渡していく善の循環のことです。年齢に関わらず、子どもも一人の人間として存在していて、人としてできることをやってあげる様子を見るとき、子ども達の確かな成長を感じます。

清光寺幼稚園では、保護者の方や先生、地域の企業と一体で、ワクワクしながら新しいものを取り入れ「子ども達の成長を目撃」し続けて参ります。

学校法人清和学園 清光寺幼稚園

関連サイト

ウォータースタンドについて

浄水型ウォーターサーバー ウォータースタンドは、いつでも安全安心な飲料水が使える利便性の高さと、運搬や使い捨て容器を必要としないエコな給水システムが支持され、子育て世帯を中心とした個人宅や、SDGs達成に取り組む法人、大学などに支持されています。

2021年7月には、「ウォータースタンド ガーディアン」は、赤ちゃんのミルク作りがラクにできること、それによりパパ・ママの心に余裕が生まれ、子育てを楽しむことに貢献できる製品であることが評価され「2021年度日本子育て支援大賞」を受賞しました。

未来の世代に向けたウォータースタンドの
取り組み

ウォータースタンドは、2020年2月にミッションとビジョンを新たに策定しました。当社は、暮らしに寄り添う製品の開発・提供と環境負荷軽減に貢献する事業経営を通じ、未来をつくる次世代育成に積極的に取り組んでいます。

ウォータースタンドのミッションとビジョン

ウォータースタンドは 未来の世代のために 
より良い地球環境を引き継ぎます。
わたしたちは、2030年までに 日本の使い捨てプラスチックボトルを 30億本減らします。

ウォータースタンドは 
マイボトルを携帯する新しい文化を創り
気候変動とプラスチックによる 
環境問題に取り組みます。

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