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大学での取組み事例紹介:東京薬科大学

マイボトル用給水機導入と、
大学オリジナルマイボトルデザインコンテストの開催

東京薬科大学は、SDGs達成に向けた一環として、プラスチックごみ削減に取り組んでいます。

その取組みを強化するため、使い捨てペットボトル削減を目的に、キャンパス内にマイボトル用給水機(給水スタンド)9台を導入しました。導入後の利用を促すため、学生が主体となりオリジナルマイボトルのデザインコンテストが開催されました。

今回はこの大学オリジナルボトルのデザインコンテストの表彰式と大学の取組みの様子をご紹介します。

東京薬科大給水スポット取り組み

マイボトルデザインコンテスト表彰式

マイボトルデザインコンテスト表彰式
表 彰 日 :
2021年3月22日(月)
表彰対象:

薬学部5年 大澤 志拓さん

薬学部2年 広田 侑希さん

薬学部1年 永井 志奈さん

表彰式は環境経営委員会委員長であり大学の常務理事である安田一郎先生の挨拶から始まり、同委員会学生部門の前代表・齋藤 悠河さん、現代表・本多 英嗣さんからの実施概要の説明がありました。 受賞者には楠文代理事長より、賞状と副賞が授与されました。

受賞者コメント

マイボトルデザイン1

薬学部5年 大澤 志拓さん

昔からデザインなどが好きということもあり、同じ学生が企画した取組みに協力できればという思いでコンテストに応募しました。
デザインは、割れたカプセルの中から線が飛び出て、その線が調剤をしている薬剤師の姿を描いているという物です。
実習や薬学教育を通して、薬剤師の職能として患者様のためにできる事は何かということを考えさせられました。薬や化学物質をただ提供するのではなく、それには思いやりも詰まっているんです、というメッセージを表現するために「The medicine is full of kindness(薬は優しさに満ちています)」という言葉を入れました。
今回の応募をきっかけにSDGsの理念などを知る事ができ、環境に関する報道などを見た時も、以前とは違ってその意義や背景にあるものなどにも思いをめぐらせるようになりました。

マイボトルデザイン2

薬学部2年 広田 侑希さん

私がこの企画に募集しようと思った理由としては、自分がデザインしたものが載っている商品が学内で販売されるということにやりがいを覚えたからです。実際に採用していただいてとても嬉しく思っております。
デザインは、「東薬」のボトルであるということを強く示したかったので、シンプルにToyakuの文字を基にし、薬のマークを入れたものにしました。ぜひ東薬の皆さんにはこれら3種類の東薬ボトルをマイボトルとして使っていただいたいと思っております。
この度はこのような取り組みに参加させていただきありがとうございました。

マイボトルデザイン3

薬学部1年 永井 志奈さん

新型コロナウイルス感染症の影響で入学してしばらくはオンライン授業が多く、なかなかキャンパスに通学できない日々が続きました。そんな中、マイボトルデザインのコンテストを知り、せっかく大学に入ったのだから小さな事でも挑戦して自分を変えたいと思い、応募することに決めました。
SDGsについてはウェブサイトや新聞で見かける機会もあり、その存在自体知ってはいたのですが、今回応募するにあたり自分なりにSDGsについて調べてみました。すると17個の目標の中でも環境に関する目標が多いことが分かったので、今回のコンテストの主旨にも合わせて、環境をコンセプトとしたデザインをテーマとすることにしました。また、東薬大らしさを表現するため、三角フラスコの中に薬学や自然に関するアイコンなどを盛り込みました。 

主催者インタビュー

環境経営委員の学生部門代表 インタビュー
主催者インタビュー

マイボトルデザインコンテストのねらいについて、主催した環境経営委員の学生部門代表の方にお話を聞きました。

写真左:環境経営委員会学生部門 現代表 本多 英嗣さん(生命科学部2年)

写真右:環境経営委員会学生部門 前代表 齋藤 悠河さん(生命科学部3年)

今回のコンテスト開催のきっかけは、当社製品であるウォータースタンドの導入だと伺いました。まずは、導入の経緯についてお聞かせください。

環境経営委員会学生部門 現代表 本多 英嗣さん(生命科学部2年)

新型コロナウイルス感染症の流行で、学内でも様々な感染防止対策がとられました。その一環 で、学内に設置されていた冷水機の利用も一時中止されました。抽出口に口を近づけて直接飲 むタイプの物だったので、衛生的な懸念が生じたためです。最初の緊急事態宣言が解除された 際に冷水機利用を再開しようとしたところ、配管の中に藻が生えるなど、冷水機自体の衛生状 態に問題が生じてしまいました。そのような状況を改善するのにも様々な課題があり、解決策 を模索していた時にウォータースタンドの存在を知りました。

環境経営委員会学生部門 前代表 齋藤 悠河さん(生命科学部3年)

ウォータースタンドを「マイボトル用給水機」とすることでマイボトルの利用者が増え、ペ ットボトルごみが削減できるというお話も伺ったので、環境経営委員会の学生部門内でアン ケートを実施しました。結果として、「水分補給をする時も抽出口に口を近づける必要がな く、冷水機よりも衛生的でいい」、「以前も冷水機でマイボトルに水をくんでいたが、ウォータ ースタンドならより使いやすそう」など、好意的な意見が多く集まりました。

環境経営委員会学生部門 現代表 本多 英嗣さん(生命科学部2年)

それらの意見をまとめ、学生部門の意見として委員会に提出し、ウォータースタンドの導入を 議題として取り上げてもらいました。そこでの議論を経て可決され、今回の導入に至りまし た。

当初は既存の冷水機に対して感染症予防や衛生面課題があり、それらを解決するアイテムとしてウォータースタンドの導入をご検討頂いたところ、プラスチックごみの削減という「環境負荷の軽減」でもご評価頂けたんですね。

環境経営委員会学生部門 現代表 本多 英嗣さん(生命科学部2年)

そうですね。アンケートの意見でもあったように、導入によって更にマイボトルが活用しやす くなるのでは、と考えました。ウォータースタンドの導入をきっかけとして、学内での環境へ の取組みを更に活性化したいと考え、大学オリジナルボトルを作ることにしました。

環境経営委員会学生部門 前代表 齋藤 悠河さん(生命科学部3年)

せっかくマイボトルを作るなら、学生が愛着を持って使ってもらえるようなものにしたいと 考えました。プロの方にデザインをお願いするのが普通だと思いますが、学生が持ち歩きたい と思う物なら、同じ学生目線で考えても面白いんじゃないかという事になりました。

3種類のデザインはどれも個性豊かで素敵ですね。

環境経営委員会学生部門 現代表 本多 英嗣さん(生命科学部2年)

ありがとうございます。デザインを選考して実際に製作までに進める中で、学生部門が中心と なりつつも、教職員の方やウォータースタンド株式会社の方とも話し合いを重ねて進めてい けたのは良かったと思います。

環境経営委員会学生部門 前代表 齋藤 悠河さん(生命科学部3年)

完成したボトルは、4月に入学する新入生に記念品として配付します。また、学内生協での販 売も3/19にスタートしているので、是非多くの学生に使ってもらいたいです。

学内生協でのマイボトル販売

※学内生協での販売は2021年5月で完売・終了致しました。

東京薬科大学の環境経営

東京薬科大学では、かねてより環境マネジメントシステムの構築に取組んできました。その中心となるのが、理事・教職員・学生・生活協働組合・学内常駐業者の全構成員の代表で組織された環境経営委員会です。中でも学生部門は、グリーンカーテンの設置・古紙回収などの学内での活動のほかに、私大環境サミット、私立大学環境保全協議会などの学外での活動にも参加し、講演への参加やディベート、掲示発表などを通して他大学や企業との情報交換を行っています。
近年はSDGsへの貢献として、プラスチックごみ削減にも取り組んでいます。今回のウォータースタンドの導入はこれらの取組みを更に推進するものとして、プラスチックごみ削減に取り組む理由や、SDGsとの関連を示すポスターを併せて掲示しています。

東京薬科大SDGs
東京薬科大SDGs

東京薬科大学にとってのSDGs

大学としてのSDGsへの取組みについて、理事長ならびに常務理事にお話を聞きました。

学校法人東京薬科大学 理事長 楠 文代 先生

今回、環境経営委員会学生部門の皆さんが中心となり、それぞれの立場や価値観をもとに「SDGsとはなにか」という事を考え、理解し、実際に行動を起こしたということを大変嬉しく思います。 SDGsの達成には若者の自発的な行動が重要になると考えています。今回の学生主体の取組みをきっかけに、自分にとって、また、自分のまわりの人にとってのSDGsを考えるきっかけとなれば幸いです。

学校法人東京薬科大学 常務理事 兼 環境経営委員会 委員長 安田 一郎 先生

コロナ禍の中、本学は2020年11月に創立140周年を迎えました。創立された140年前の当時においてもコレラが流行し、学祖である藤田正方先生はそれにより亡くなりました。 このように再び困難な時代を迎えた中、本学としてもグローバル社会の一員として多角的な視点を持つ、多様性に対応できる学生の育成に今後も注力して参ります。

ウォータースタンドとSDGs

当社はボトルフリープロジェクトを通して、マイボトル用給水機の普及に取組み、自治体や、企業・大学など、様々な団体のSDGs活動を支援しています。
今後もSDGsを軸としたパートナーシップを拡大し、これらの取組みを更に推進していきます。

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