台東区議 青鹿公男様 インタビュー

台東区議 青鹿公男様
台東区議 青鹿公男様

青鹿様が2021年の台東区議会にて「プラスチックごみの削減」について質問され、台東区内に給水スポットの設置が拡大しています。

これまでの区内での議論やマイボトル活動拡大に向けた動きをどのように見ていらっしゃいますでしょうか。

台東区議 青鹿公男様

ご存じのとおり、台東区は古くから人気の観光スポットである浅草や上野に加え、谷中や蔵前といった新たな観光スポットも出現しています。コロナ感染症拡大によって、観光客の数は全国平均で9割減となったと聞かれますが、台東区はコロナ禍のピーク時にも半減程度と観光ニーズに対応してきました。今後も新たな観光スポットが出てくることが期待されます。

写真提供:台東区 浅草
写真提供:台東区

そうした多くの観光客が訪れる地域で、多様な方々の安全・安心を目指す中、飲料水への不満や不安があってはならないと考えています。台東区で活動を拡大するうえで大きなやりがいとなっているのは、区民の方だけでなく区外から来られた方にもマイボトル活動に参加頂け、単に観光して頂くだけでなく、体験をお持ち帰り頂けるという点にあると思います。

写真提供:台東区 浅草寺
写真提供:台東区

マイボトル活動を推進する上で、台東区は他の地域とどのような点で違いがあるのでしょうか。

台東区議 青鹿公男様

生活に根差した昔ながらの街並みと有数の観光資源とが同時に存在する地域である、という点に台東区の特徴があると思います。永くこの地域に住まわれる方も多く、他区よりも高齢者の方の比率も高くなっています。一方で人口の流入も増えている不思議な地域が台東区です。こうした地域特性から、マイボトル活動をどこから拡大していくのが良いか検討が必要で、観光地としての情報発信も考えられましたし、一方で区内の児童や生徒の通う学校などから広げていくことも考えられました。

写真提供:台東区 谷中ぎんざ
写真提供:台東区

多様なご意見を収集し、検討を行なっていく中で、「自分でできることがあることに気づき、行動を起こすきっかけを創る」ことが大切だと考えました。これからを生きる子ども達にとって、脱炭素社会というのは実現していかなければならない大きな課題です。この大きな課題を、子ども達だけに背負わせるのではなく、他の世代も自分たちごととして取り組むために、まずは区役所や区有施設といった区民のための施設内に設置するところからスタートしました。

写真提供:台東区 谷中ぎんざ
写真提供:台東区

ウォータースタンドをご利用頂いていて気に入って頂いている点はありますか。

台東区議 青鹿公男様

区役所の3階と6階に2台設置させて頂いています(※インタビュー時 2022年11月)。ご利用頂いている方からは、「水がおいしい」と好評で、マイボトルに給水をする行列ができているのをよく見かけます。このことをSNSに投稿した際も「いいね!」というポジティブな反響がたくさんありました。

給水スポットのご案内

区民の方とは、マイボトル活動についてどのような対話をされていらっしゃいますか。

台東区議 青鹿公男様

私は、区内に198ある町会との連携や小学校・中学校のPTAなどとの連携を重視しています。
残念ながら、町会や商店街などではまだ「マイボトルに給水し、使い捨てプラスチックボトルを減らす」といった概念の浸透は十分ではありません。まずは小学校や中学校などで、児童や生徒のために設置し、こうした若い世代から徐々に他の世代にも活動や理解を浸透させていきたいと考えています。

コロナ感染症を考慮し、学校内にある冷水器のなかには使用できなくなったところもあります。そのため、児童や生徒はマイボトルを学校に持参するようになりました。今夏も猛暑の夏となりましたが、夏場は自宅から持ってきたマイボトルは帰る前に空になってしまいます。行動を継続するためには、給水するお水に安心やおいしさを感じられ、負荷を感じないことが大切で、知らぬ間に脱炭素や使い捨ての回避などにつながる仕組みを大人達が創出することが大切だと思います。ウォータースタンドからマイボトルに給水することについてはPTAや保護者の方から多くの前向きなご意見を頂いています。

区議会議員という、行政と区民の両方に最も近い立場から今後に向けた展望をお聞かせ頂けますでしょうか。

台東区議 青鹿公男様

マイボトルへ給水する行動は、1回、あるいは一人の行動としてみると大きなものではないかも知れません。しかし、日本は2050年ゼロカーボン達成に向け、特に家庭部門は66%ものCO2削減を目標とするなど、大きなライフスタイルの大きな転換を迫られています。

プラスチックごみの削減という点では、台東区ではボトルtoボトルにつなげられるよう、ペットボトルのみをリサイクルしやすい形で収集する新たな取り組みを始めています。また、小売店などでもらうプラスチック製のスプーンやフォークなども、なるべく使わないといった呼びかけを行っています。区民の方一人ひとりの、健康や防災といったニーズを満たしながら、地域や国といった大きな枠組みでの目標に共に取り組んでいけるのがこの仕事のだいご味といえます。今後もグリーンスローモビリティや、官民が連携して行う節電対策などを推進していきたいと考えています。

※時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスで、その車両も含めた総称

写真提供:台東区 体操
写真提供:台東区

ウォータースタンドについて

浄水型ウォーターサーバー ウォータースタンドは、いつでも安全安心な飲料水が使える利便性の高さと、運搬や使い捨て容器を必要としないエコな給水システムが支持され、子育て世帯を中心とした個人宅や、SDGs達成に取り組む法人、大学などに支持されています。

2021年7月には、「ウォータースタンド ガーディアン」は、赤ちゃんのミルク作りがラクにできること、それによりパパ・ママの心に余裕が生まれ、子育てを楽しむことに貢献できる製品であることが評価され「2021年度日本子育て支援大賞」を受賞しました。

未来の世代に向けたウォータースタンドの
取り組み

ウォータースタンドは、2020年2月にミッションとビジョンを新たに策定しました。当社は、暮らしに寄り添う製品の開発・提供と環境負荷軽減に貢献する事業経営を通じ、未来をつくる次世代育成に積極的に取り組んでいます。

ウォータースタンドのミッションとビジョン

ウォータースタンドは 未来の世代のために 
より良い地球環境を引き継ぎます。
わたしたちは、2030年までに 日本の使い捨てプラスチックボトルを 30億本減らします。

ウォータースタンドは 
マイボトルを携帯する新しい文化を創り
気候変動とプラスチックによる 
環境問題に取り組みます。

ウォータースタンドへの
お問い合わせ

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