FEATURE
特集
プラスチックストロー削減の取り組み
プラスチックストローを始め、使い捨てプラスチック削減への関心が高まっています。
ここでは、プラスチックストローが自然界へ与える影響や、削減に向けた取り組みについてご紹介しています。
海洋プラスチックごみの影響
世界の重要課題である「海洋プラスチックごみ問題」においてプラスチックストローのポイ捨てや適切な処分がされないことが問題視されており、自然環境に生息する海洋生物などへの影響が懸念されています。
プラスチックごみによる影響と今後の課題
海洋汚染問題への影響
2050年には海洋中のプラスチックごみが魚の重量を上回ると予測されています。
海鳥やウミガメなどの海洋生物はプラスチックごみを誤食します。
ビニール袋やレジ袋をクラゲと間違えて食べてしまう、プラスチックで胃が満たされ、本当のエサを食べられず栄養不足になる、漁で使う網が動物にからまって動けず死んでしまうなど、海で暮らす生き物たちにさまざまな被害を与えています。2015年に公開された、ウミガメの鼻に刺さったストローを取り除く動画は世界に衝撃を与えました。
近年では、海鳥や魚類・ウミガメやアザラシなど約700種類もの海洋生物が、プラスチックごみによって傷ついたり、死んでしまったりといった報告がされています。
世界各国で実施している取り組み
海外では、環境保護に対する意識の高まりなどを受けて、企業がプラスチック製ストローなどの提供を廃止する動きが広がっています。
これまで日本では、東南アジアなどの発展途上国にプラスチックごみを輸出していましたが、2019年5月には、有害廃棄物の国境を越えた移動を規制する「バーゼル条約」の改正により、汚れたプラスチックごみも規制の対象に含まれることとなりました。
2021年1月からの運用に先立ち、フランスではレジ袋の使用をすでに禁止、中国も廃プラスチックの輸入禁止措置をとっています。
独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO) ビジネス短信 特集「急速に広がるルール作り」各国のプラスチック製品への対応まとめ~プラスチックストロー削減のためにできること
ここ数年、アメリカやヨーロッパを中心に「ストロー廃止」の動きが急速に広まりました。コーヒーチェーン店やファミリーレストランなど身近なお店がプラスチック製ストローをやめたことは、世界中に驚きをもたらしました。また、本業でプラスチックストローを扱わない企業も自主的に対策を始めたことで、脱使い捨てプラスチックの裾野が広がる可能性が出てきました。
ストロー削減の取り組みは、店側だけでなく私たち一人ひとりの小さな行動の継続によって実現するものです。少し使うだけで捨ててしまうようなプラスチックのものを控えるだけで、SDGsの達成や海洋汚染問題に貢献できるのではないでしょうか。
- 参考
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- WWFジャパン「海洋プラスチック問題について」https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3776.html
- 「海のプラスチックごみ調べ大事典」保坂直紀(著)(旬報社)
- 環境省「プラスチックを取り巻く国内外の状況」 https://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-03/y031203-s1r.pdf
ウォータースタンドが
取り組んでいること
- ウォータースタンドの環境貢献効果
- プラスチックボトルが不要なウォータースタンドは、誰もが使用できる水道水を活用する環境負荷の低いウォーターサーバーです。ウォータースタンドの普及とマイボトル文化の醸成に取り組み、ペットボトルゴミ削減と持続可能な社会の形成に貢献します。
- 産官学の連携
- ウォータースタンドを「給水スタンド(給水スポット)」として公共の場へ設置し、マイボトル活用を推進する自治体と協定を締結することでペットボトル削減に取り組んでいます。
また、環境問題・生態系などの研究者との交流を通した学術機関との連携や、環境課題について学んでいる学校へ訪問し、生徒さんとの意見交流会、出前授業などを実施しています。
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