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環境に配慮したストロー

人が捨てたプラスチックストローが鼻に刺さったウミガメが苦しむ海外の動画が世界に衝撃を与え、世界中でプラスチックストローを廃止する動きが加速し、プラスチック製ストローの代替として、さまざまな素材のストローが開発されています。

ここでは環境に優しい、洗うことで繰り返し使える持続可能なストローや持ち運びに便利な携帯ストローなどをご紹介しています。

環境に配慮したストロー
  1. プラスチック製ストローは環境によくないの?
  2. マイストローの選び方
  3. 金属製ストローを使う上での注意点
  4. プラスチック製ストロー廃止の問題点
  5. 豆知識~意外と知らないストローの歴史

プラスチック製ストローは環境によくないの?

プラスチック製ストローはリサイクルされていないことをご存じでしょうか。細長い形状のストローは、ごみ処理の際にもごみ袋などからすり抜けて、自然環境へ流出しやすく、ポイ捨てした場合には、ストローは軽くて小さいため雨や風で遠くまで流されやすくなります。

最終地点である海にまで流れつくと、微細なプラスチック(マイクロプラスチック)となり、海に住む生き物がえさと間違えて飲み込んでしまうこともあります。

鼻にストローが刺さったウミガメの動画をきっかけに、プラスチック製ストローの消費を減らす目的で、さまざまな企業がプラスチックストローの代替となる商品を提案する動きがみられました。小さなことではありますが、マイストローを使えはプラスチックごみも減り、自然環境を守ることにもつながるのではないでしょうか。

プラスチック製ストロー

マイストローの選び方

プラスチック製ストローの代わりとなる代替ストローにはどのようなものがあるでしょうか。新素材のストローには、ストロー内部を洗える専用ブラシがセットになったものが多く見受けられます。曲がった形状や丸めて携帯できるようなシリコンタイプのストローもあるので、専用のブラシがついているものだと衛生的です。

マイストローの選び方
アルミ製 ストロー

アルミ製

○サビや腐食に強く耐食性が優れる
○無害・無臭で衛生的
○熱伝導率がよく冷たさを感じやすい
○比較的手に入りやすい値段
△軽量だが変形しやすい。

ステンレス製  ストロー

ステンレス製

○サビや腐食に強く耐食性に優れる
○強度が強く傷がつきにくい
〇タピオカやスムージー用の太いタイプあり
△アルミ製に比べるとやや値段が高い

チタン製 ストロー

チタン製

○サビや腐食に強く耐食性に優れる
○軽くて強度がある
○無害で衛生的
△比較的値段が高い

紙製 ストロー

紙製

○ラミネート加工技術の進歩で耐久性アップ
○感触は温かくてしっとりした感じ
△プラスチック製に比べてコストがかかる
△プラスチック製に比べ耐久性は落ちる
△長時間液体に浸しているとふやける

竹(バンブー)製・木製 ストロー

竹製

○長時間水分に浸してもふやけない
○耐久性がある
○植物繊維なので乾きが早い
△プラスチック製に比べてコストがかかる

ガラス製 ストロー

ガラス製

〇丸みがあり口当たりよく飲みやすい
○飲み物の味や香りを邪魔しない
○カラフルなものが多く涼しげ
△傷や破損のおそれがあるので持ち運びには不向き
△ストローを噛む癖のある方には不向き

携帯用ストロー

携帯用ストロー

(左:シリコン製/右:ステンレス製)

◎持ち運びに便利
◎専用ケースに入れて運べば衛生的

シリコン製

○柔らかく滑らかで口に優しい
○軽量で適応性に優れ、用途に応じてカットできる

素材 飲み口 臭い 耐久性 重さ
アルミ 硬い 金属臭少ない サビに強い 軽め
ステンレス 硬い 金属臭する場合あり サビに強い 重め
チタン 硬い 金属臭少ない サビに強い やや軽め
紙 柔らかい 紙の臭い 水に弱く繰り返し使えない 軽め
竹 やや柔らかい 竹特有の臭いあり 自然乾燥で1年程度 軽め
シリコン 柔らかい 臭い移りする場合あり 表面にホコリがつきやすい 軽め
ガラス 硬い 臭いなし 割れたり欠けたりする可能性あり 重め

金属製ストローを使う上での注意点

熱い飲み物には使わない

金属製のストローを使う場合は熱が伝わりやすいため、熱い飲み物には不向きです。

アレルギーに注意

金属アレルギーの方が使用すると唇が腫れてしまうことがあるので、使用は控えてください。

お子さまの使用に注意

小さいお子さまが使う場合は、誤って口の中をケガする可能性がありますので目を離さないようにしてください。

プラスチック製ストロー廃止の問題点

プラスチック製ストローを削減する取り組みは必要ですが、すべてのプラスチック製ストローを減らすことがよいとは限りません。

環境上の理由からプラスチック製ストローが廃止されてしまうと、小さいお子さまをお持ちの保護者や体の不自由な方の生活が困難になるおそれがあります。

プラスチック製ストローは軽量で柔らかく、簡単に曲げて使えるという利点があり、小さいお子さまや体を思うように動かしたり、動きを止めたりするのが難しい人には、口当たりの柔らかいストローが向いています。

豆知識~意外と知らないストローの歴史

現在のストローはプラスチックが主流ですが、ストローはどんな材質で出来ていたのでしょうか。

ストローは麦わら帽子(straw-hat)のストロー、すなわち麦の穂を切り取った部分のことを指していました。沈殿物や浮遊物の多い自然酵母を発酵させたビールを飲むとき、澄んだ液体を飲むために『葦(あし)』のストローが使われていたといわれています。

日本でのストローのはじまりは明治時代からで、岡山県の寄島町が発祥といわれています。
麦わら帽子の生産が盛んなことから麦わらを原料としたストローの生産がはじまりました。原料の麦わらが減産し、原料の品質が不揃いであることから、紙ストロー(紙を巻いて筒状にしたストロー)へと移行しました。次第にビニールストローへと移行し、現在のポリプロピレンを原料としたストローに至っています。

ポリプロピレンが軽量で硬質ながら折り曲げることができる利便性から、大量にプラスチックストローが生産されるようになりました。ポリプロピレンは絶縁性が高く、薬品にも強いという性質からストロー以外では、電化製品の通信機器の絶縁体や薬品の容器・包装などにも使われています。

参考
  • 東京新聞 https://www.tokyo-np.co.jp/article/19315
  • シバセ工業株式会社「ストローの豆知識」http://www.shibase.co.jp/knowledge/index.html

ウォータースタンドが
取り組んでいること

ウォータースタンドの環境貢献効果
プラスチックボトルが不要なウォータースタンドは、誰もが使用できる水道水を活用する環境負荷の低いウォーターサーバーです。ウォータースタンドの普及とマイボトル文化の醸成に取り組み、ペットボトルゴミ削減と持続可能な社会の形成に貢献します。
産官学の連携
ウォータースタンドを「給水スタンド(給水スポット)」として公共の場へ設置し、マイボトル活用を推進する自治体と協定を締結することでペットボトル削減に取り組んでいます。
また、環境問題・生態系などの研究者との交流を通した学術機関との連携や、環境課題について学んでいる学校へ訪問し、生徒さんとの意見交流会、出前授業などを実施しています。
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