FEATURE
特集
使い捨てプラスチックに対する消費者の意識の変化 -調査機関Globescanによる報告-
GlobeScanによると、2019年から2021年の2年間で、24の主要国において使い捨てプラスチックの使用抑制に前向きな消費者が増加したと報告されています。
この報告から、消費者が購買行動の際に使い捨てプラスチックに対してより意識するようになっており、プラスチック廃棄物をなくすために購買行動を変える意欲を持っていることが示唆されました。
GlobeScanは、プラスチックに対する消費者の意識が高まるにつれ、企業はプラスチック代替品や循環型ソリューションを模索し、採用していく必要に迫られるようになると指摘しています。
ウォータースタンドが
取り組んでいること
- ウォータースタンドの環境貢献効果
- プラスチックボトルが不要なウォータースタンドは、誰もが使用できる水道水を活用する環境負荷の低いウォーターサーバーです。ウォータースタンドの普及とマイボトル文化の醸成に取り組み、ペットボトルゴミ削減と持続可能な社会の形成に貢献します。
- 産官学の連携
- ウォータースタンドを「給水スタンド(給水スポット)」として公共の場へ設置し、マイボトル活用を推進する自治体と協定を締結することでペットボトル削減に取り組んでいます。
また、環境問題・生態系などの研究者との交流を通した学術機関との連携や、環境課題について学んでいる学校へ訪問し、生徒さんとの意見交流会、出前授業などを実施しています。
ウォータースタンドへの
お問い合わせ
弊社の取り組み、出前授業やご取材等については下記フォームよりお問合せください。
(メディア関係者の皆様からの取材等のご依頼も下記フォームよりお願いいたします。)
ESG推進室より
Globescanの調査結果をベースに、エレンマッカーサー財団からも考察レポート※が発表されています。同レポートは、Globescanの調査に現れた消費者の意識変化にとってコロナ感染症拡大が大きな影響を与えたとしています。
※Ellen MacArthur Foundation, 2022
OECDは、コロナ感染症拡大によってマスクや手袋などの使い捨てプラスチックが増加し、eコマースやフードデリバリーによって包装ごみも増加したと報告しています。最初のロックダウンの間に家庭から出るプラスチックごみがロックダウン前に比べて30%増えたとの調査結果もある一方で、パンデミックによって使い捨てプラスチックが増加したことが「できるところから変えていこう」と消費者に意識変化が起こった可能性も指摘されています。
ボストンコンサルティンググループが8カ国の3,000人を対象に行った2020年7月の調査では、70%の人が「人間の行動が気候を脅かし、環境の悪化が人間を脅かすことを、パンデミック前より意識するようになった」と回答しています。また、民間企業は環境への配慮を製品や事業運営に「大いに」または「ある程度」取り入れるべきと考える人が、調査対象国全体で87%と圧倒的な割合を占めています。
当社は使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、さいたま市を始めとする全国の地方公共団体・教育委員会と「ボトルフリープロジェクト」を推進しています。
Globescanの調査結果では、他の国に比較し割合は低かったものの、19%の人が「使い捨てプラスチックを削減したい」と回答し、2019年の14%からポイントも上昇しています。当社は、マイボトルへの給水と使い捨てプラスチックボトルごみ削減を呼び掛ける「ボトルフリープロジェクト」を推進し、限りある資源の循環に向けて取り組んで参ります。