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特集

プラスチックの歴史

プラスチックは私たちの生活のあらゆるところに浸透しています。発明されてから100年程度と歴史としては浅いプラスチックが製造・普及するようになったのは、第二次世界大戦後といわれています。

プラスチックごみとは?

プラスチック時代のはじまり

19世紀にはポリスチレンやポリ塩化ビニルが発明され、プラスチック時代がはじまりました。当時のプラスチックはかたくて強度がないため製品化されることはありませんでした。最初に工業化されたニトロセルロース(セルロイド)は発火性に問題がありました。

20世紀に入り、石炭から取り出した炭化水素物質から初めて合成高分子をベースとしたプラスチックが発明され、発明者の名を取って『ベークライト』と名づけられました。ベークライトは電話の受話器やラジオ・テレビの外側をおおうケースなどからキッチン用品・おもちゃまで幅広く使用されるようになりました。

その後、さまざまな種類のプラスチックが生み出され、1926年にはポリ塩化ビニル(PVC)、1933年にはポリ塩化ビニリデン(PVDC)とサランが作られました。1937年には軟質フォームのポリウレタン(PUR)、1938年にはポリスチレン(PS)が商業的に実用化され、ピーナッツのパッケージに使われました。同年、フライパンの表面をコーティングするテフロン素材としてポリテトラルフオロエチレン(PTFE)が発明されました。1939年にナイロンとネオプレーンが発明されました。現在の飲料用ペットボトルに使われているポリエチレンテレフタレート(PET)は1941年に発明、1951年には高密度ポリエチレン(HDPE)ポリプロピレン(PP)が発明、1954年には発泡スチレン(発泡スチロール) が発明されました。

1926年 ポリ塩化ビニル(PVC)が作られる
1933年 ポリ塩化ビニリデン(PVDC)とサランが作られる
1937年 軟質フォームのポリウレタン(PUR)が作られる
1938年 ポリスチレン(PS)が商業的に実用化され、ピーナッツのパッケージに使われる
フライパンの表面をコーティングするテフロン素材としてポリテトラルフオロエチレン(PTFE)が発明される
1939年 ナイロンとネオプレーンが発明される
1941年 飲料用ペットボトルに使われているポリエチレンテレフタレート(PET)が発明される
1951年 高密度ポリエチレン(HDPE)ポリプロピレン(PP)が発明される
1954年 発泡スチレン(発泡スチロール) が発明される

爆発的なプラスチックの普及

第二次世界大戦中は銅やアルミ・鉄などが軍事利用で貴重なものになったため、プラスチック需要が世界的に増加し、戦後以降プラスチックは安くて使い捨てできる便利さから市場に急速に拡大していきました。そして家庭内で利用されている日用品の多くがプラスチック製品にとって代わるようになりました。

海洋マイクロプラチックの発端

小さなプラスチックが海で発見されたのは1970年代ですが、「マイクロプラスチック」という言葉がよく使われるようになったのは2004年のサイエンス誌に 「Lost at Sea: Where Is All the Plastic?」 というタイトルの論文が出てからです。

現在約51兆個ものマイクロプラスチックが世界中の海を漂っているといわれていますが、微細なために回収が不可能で、海洋のどこにどれだけ、どのような種類のマイクロプラスチックが広がっているのか、さらにどのように蓄積を続けているのかはまだよくわかっていない状況です。

ウォータースタンドが
取り組んでいること

ウォータースタンドの環境貢献効果
プラスチックボトルが不要なウォータースタンドは、誰もが使用できる水道水を活用する環境負荷の低いウォーターサーバーです。ウォータースタンドの普及とマイボトル文化の醸成に取り組み、ペットボトルゴミ削減と持続可能な社会の形成に貢献します。
産官学の連携
ウォータースタンドを「給水スタンド(給水スポット)」として公共の場へ設置し、マイボトル活用を推進する自治体と協定を締結することでペットボトル削減に取り組んでいます。
また、環境問題・生態系などの研究者との交流を通した学術機関との連携や、環境課題について学んでいる学校へ訪問し、生徒さんとの意見交流会、出前授業などを実施しています。
「ボトルフリープロジェクト」 「ボトルフリープロジェクト」

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