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「マイクロプラスチック問題」に関する国際比較調査
6月は環境月間。大きな課題である「マイクロプラスチック問題」に関する国際比較調査を実施
国、企業、個人の意識、行動レベルは全てG7内で日本が最下位という結果に!
「脱プラスチック問題」に対して行動していないと回答した日本企業はなんと74%も。
同様「脱ペットボトル問題」を意識していないと回答した企業は75%と国際社会において大きく出遅れる結果に。
水道直結ウォーターサーバーを提供するウォータースタンド株式会社は、2019年6月に大阪で開催予定のG20サミット開催に合わせ、世界で問題視されている「マイクロプラスチック問題」に関する国際比較調査をG7各国の企業関係者700名を対象に実施しました。
調査の結果、環境問題及びマイクロプラスチック問題に関する全ての質問において、日本の意識・行動が他国と比較して圧倒的に低い結果となりました。
調査概要
- 調査タイトル
- 「マイクロプラスチック問題に関する国際比較調査」
- 調査期間
- 2019年4月25日~5月13日
- 調査エリア
- 日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ
- 調査対象者
- 20代以上の企業関係者 各国700名
- その他
- 構成比は小数点以下を四捨五入しているため、合計しても100とならない場合があります。
- 調査方法
- インターネット調査
環境問題に関心があると回答した人
「あなたは環境問題にどの程度関心がありますか」の質問に対し、「関心がある」と回答した人はG7全体では53.9%という結果となりました。また、国別のランキングでは1位イタリア(77.0%)、2位フランス(69.0%)、3位イギリス・ドイツ(54.0%)、5位カナダ(50.0%)、6位アメリカ(48.0%)、7位日本(25.0%)となり、日本は6位のアメリカと大きく差をつけて最下位となりました。上位のイタリア、フランスでは「まったく関心がない」と回答した人は0%と、環境問題への関心の高さが明らかになりました。
「マイクロプラスチック問題」を詳しく理解している人
「マイクロプラスチック問題」についてどの程度知っていますかという質問に対し、G7全体では34.9%の人が「よく知っていて、内容まで詳しく理解している」と回答し、「聞いたことがない」と回答した人はわずか6.3%という結果となりました。国別では、「よく知っていて、内容まで詳しく理解している」と回答した人はイタリアの50.0%と最も高く、最も低いのは日本の21.0%となりました。「聞いたことがない」と回答した人に関しては、日本とアメリカが15.0%と並んで一番高い結果となりました。
「脱プラスチック問題」に対して意識していないと回答した会社
「脱プラスチック」に対する意識について、勤めている会社、個人、国それぞれについて聞いたところ、日本で「意識していない」と回答した会社は68.0%、個人ではG7で唯一の半数を超える53.0%、国では77.0%といずれも他国と比較して半数以上が意識していない結果になりました。さらに、「まったく意識していない」と回答した会社が25.0%と他国と比較して2倍以上の差がでており、「脱プラスチック問題」に対する日本の会社の意識の低さが明らかになりました。会社として最も意識が高かったのはイギリスの59.0%という結果となりました。
「脱プラスチック」に対する行動についても、勤めている会社、個人、国それぞれについて聞いたところ、日本で「行動していない」と回答した会社は74.0%、個人では61.0%、国では82.0%という結果となりました。「まったく行動していない」と回答した会社は各国と比較しも突出しており(24.0%)、意識・行動レベルともに他国と比較し低い結果となりました。
日本以外のG7加盟国では8割以上の会社が「脱プラ」の取り組みを実施
勤めている会社で現在実施されている「脱プラスチック」に対する具体的な取り組みについて聞いたところ、日本では「会社として取り組んでいない」と約半数(48.0%)の人が回答し、他国と比較し目立って低い結果となりました。具体的な取り組みの内容としては、G7全体で、「プラスチック製品の提供を一部制限している(31.0%)」、「プラスチックの製品の分別を徹底している(30.0%)」、「プラスチック製品の使用を一部制限している (24.3%)」の順に高い結果となりました。
「脱ペットボトル」を意識していないと回答した会社
日本の会社は75.0%、個人では61.0%、国では84.0%という結果になりました。最も意識の高いイタリアでは50.0%の会社が意識していると回答しました。
脱ペットボトル」に対する行動についても、勤めている会社、個人、国それぞれについて聞いたところ、「行動していない」と回答した日本の会社は78.0%、個人では64.0%、国では85.0%となりました。「脱プラスチック問題」と同様に他国と比較して意識・行動レベル共に低い結果となりました。
日本以外のG7加盟国では半数以上の会社がペットボトル削減に取り組む
勤めている会社の、ペットボトル/プラスチック製品の利用状況について聞いたところ、ペットボトル/プラスチック両方において「特に制約なく利用している」と回答した人が日本のみ突出して高く7割以上となりました。他国の「特に制約なく利用している」の回答数はほぼ日本の半分以下となっており、一部利用が制限されていたり、制限はされていなくともできるだけ使用しないよう配慮されていたりする等、利用を減らそうとする動きが見られる結果となりました。
※調査の著作権は当社に帰属します。
内容をご利用の際には出典元として『ウォータースタンド 調べ』と必ず記載いただくようお願いいたします。
詳細につきましてはESG推進室へお問い合わせ下さい。
ウォータースタンドの使い捨てプラスチックボトル削減に向けた取り組み
当社は使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、全国の地方公共団体・教育委員会と「ボトルフリープロジェクト」を推進しています。
使い捨てプラスチックボトル30億本の削減目標を掲げる当事業では、給水スポットの整備などにより水を無料提供するだけでなく、設置者と連携しプラスチックごみ削減の意義について普及啓発するなどマイボトル利用者の拡大を図っています。
また、昨今頻発する猛暑・酷暑などの地球温暖化に起因するとみられる気象現象に対しても、マイボトルに給水することで地域住民の健康維持・熱中症回避に役立てることを目的としています。
2021年10月には、廃棄物等の3R(リデュース:発生抑制・リユース:再使用・リサイクル:再資源化)に率先して取り組み、資源の有効利用、環境への負荷の低減に継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている「個人・グループ・学校」及び「事業所・地方公共団体等」に対して行われる「令和3年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」においてリデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞を受賞しました。
ウォータースタンドについて
浄水型ウォーターサーバー ウォータースタンドは、いつでも安全安心な飲料水が使える利便性の高さと、運搬や使い捨て容器を必要としないエコな給水システムが支持され、子育て世帯を中心とした個人宅や、SDGs達成に取り組む法人、大学などに支持されています。
2021年7月には、「ウォータースタンド ガーディアン」は、赤ちゃんのミルク作りがラクにできること、それによりパパ・ママの心に余裕が生まれ、子育てを楽しむことに貢献できる製品であることが評価され「2021年度日本子育て支援大賞」を受賞しました。
未来の世代に向けたウォータースタンドの
取り組み
ウォータースタンドは、2020年2月にミッションとビジョンを新たに策定しました。当社は、暮らしに寄り添う製品の開発・提供と環境負荷軽減に貢献する事業経営を通じ、未来をつくる次世代育成に積極的に取り組んでいます。
ウォータースタンドのミッションとビジョン
ウォータースタンドは 未来の世代のために
より良い地球環境を引き継ぎます。
わたしたちは、2030年までに 日本の使い捨てプラスチックボトルを 30億本減らします。
ウォータースタンドは
マイボトルを携帯する新しい文化を創り
気候変動とプラスチックによる
環境問題に取り組みます。
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