長野県諏訪市と県内初となる 「プラスチックごみ削減と脱炭素社会実現に係る連携協定」を締結
長野県諏訪市:2022年9月30日(金)締結
ウォータースタンド株式会社(以下当社)は、2022年9月30日(金)に長野県諏訪市(市長:金子ゆかり)と「プラスチックごみ削減と脱炭素社会実現に係る連携協定」を締結したことをお知らせいたします。
協定の概要
諏訪市は、2022(令和4)年度から2031(令和13)年度までの10年間を計画期間とする「第三次諏訪市環境基本計画」を策定し、将来の環境の姿「うつくしい湖 あふれる緑 小鳥うたうまち 文化の香り高く いきいきと やさしいまち」の実現に向け取り組みを推進されています。
同計画では、脱炭素社会の実現や、ごみを減らし資源循環型の社会への転換、環境について学ぶことでより良い諏訪市の環境づくりに取り組むといった5つの基本目標が策定されています。
諏訪市と当社は、プラスチックごみ削減と脱炭素社会の実現に向け、互いの連携・協力の下、市内施設に給水環境を整備しマイボトルの利用促進を図るため、協定を締結いたします。マイボトルへの給水が可能なウォータースタンドを市内施設に設置し、リユース可能な容器を活用することを通じて地球環境に配慮した活動の拡大を図って参ります。
諏訪市の脱炭素政策
諏訪市では、第三次諏訪市環境基本計画、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)、ゼロカーボンシティ宣言に基づき、地球温暖化対策及び再生可能エネルギー導入等の施策を進めています。リユース可能なマイボトルの利用を拡大することは、循環型のまちづくりに寄与するだけではなく、温室効果ガスの排出を抑制し、ゼロカーボンシティの実現にもつながります。
当社は、同市との協定締結の下、マイボトルに給水できるウォータースタンドを設置し、意識浸透と行動変容との両面で持続可能な社会の実現に向け協働して参ります。同時に、当社のこれまでの知見を活用し未来の世代を含めて地域と一体で社会課題解決に寄与して参ります。
ウォータースタンドの使い捨てプラスチックボトル削減に向けた取り組み
当社は使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、全国の地方公共団体・教育委員会と「ボトルフリープロジェクト」を推進しています。
使い捨てプラスチックボトル30億本の削減目標を掲げる当事業では、給水スポットの整備などにより水を無料提供するだけでなく、設置者と連携しプラスチックごみ削減の意義について普及啓発するなどマイボトル利用者の拡大を図っています。
また、昨今頻発する猛暑・酷暑などの地球温暖化に起因するとみられる気象現象に対しても、マイボトルに給水することで地域住民の健康維持・熱中症回避に役立てることを目的としています。
2021年10月には、廃棄物等の3R(リデュース:発生抑制・リユース:再使用・リサイクル:再資源化)に率先して取り組み、資源の有効利用、環境への負荷の低減に継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている「個人・グループ・学校」及び「事業所・地方公共団体等」に対して行われる「令和3年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」においてリデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞を受賞しました。
ウォータースタンド株式会社が自治体と行う取り組み
ウォータースタンド株式会社は、使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、自治体と連携したさまざまな取り組みを実施しています。
公共施設への給水スポット設置
誰もが無料で給水できる「ウォータースタンド」の設置を拡大しています。
啓発活動
自治体と連携し、プラスチックごみ問題の深刻さやマイボトル利用のメリットについて、地域住民に知ってもらうための活動を行います。
マイボトル利用推進
マイボトル用給水機の利用を促し、ワンウェイプラスチック削減とマイボトルの普及を推進します。
住民の健康増進
マイボトル利用による水分補給は、地域住民の熱中症対策や健康増進にもつながります。
自治体との協定締結実績一覧
北海道・東北
関東
中部
近畿
中国・四国
九州・沖縄
※2024年12月現在
ウォータースタンドへの
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諏訪市長 金子 ゆかり様
諏訪市は今年3月、本市の環境への影響が考えられる全ての活動に関する最上位計画となる、第三次諏訪市環境基本計画を策定するとともに、市民、事業者、行政が力を合わせて脱炭素社会実現に向けた取組を進めていくという決意をゼロカーボンシティ宣言により表明しました。
宣言では、再エネの利活用、緑化推進、ライフスタイルの変革、気候変動に備えたまちづくり、循環型社会の実現という取組を示しており、それぞれが脱炭素社会実現へつながるものとなっています。その中で、循環型社会実現について考えると、プラスチックごみの削減や適正処理が必要です。しかしながら、全てのプラスチック製品が適正な処理をされているかというとそうではありません。近年、プラスチック製品が細かくなりながら海に流出し、生態系等に影響を及ぼす海洋プラスチックが世界的に問題視されています。
海洋といっても、元は陸地から流れていくものです。そこには諏訪市、諏訪湖も含まれます。私も、諏訪湖畔の清掃活動に参加していますが、細かくなったプラスチックがごみとなり湖岸に打ち上げられているという事実を目の当たりにしています。そんな背景から、自然に恵まれた高原湖畔都市から、海洋プラスチックを生み出さないことが必要だと以前より思っておりました。
そんな中、ウォータースタンド株式会社から、この思いの実現につながる連携協定の提案があり、本日の協定締結に至りました。この協定を基に行う第一歩が、給水スポットの設置です。マイボトル活動の普及と共に、意識醸成を進めることが狙いとなります。ゼロカーボンシティ宣言にもありますが、関係者が力を合わせる、協働して取り組む事例ともなります。
給水スポットを設置するという一歩が、市民、事業者、観光客、行政という全ての関係者の意識変革につながり、関係者一人一人の取組の積み重ねがプラスチックごみの削減を実現、結果として脱炭素社会の実現と諏訪市というブランド価値、魅力の向上につながることを期待しています。