兵庫県丹波篠山市と「プラスチックごみ削減の推進に関する協定」を締結
兵庫県丹波篠山市:2022年1月27日(木)締結
ウォータースタンド株式会社は、2022年1月27日(木)兵庫県丹波篠山市(市長:酒井 隆明)と「丹波篠山市気候非常事態宣言」に基づき「プラスチックごみ削減の推進に関する協定」を締結したことをお知らせいたします。
協定の概要
丹波篠山市と当社は、「丹波篠山市気候非常事態宣言」に基づき、2050年までの二酸化炭素排出量実質ゼロ(ゼロカーボン)の実現及び海洋プラスチックごみ問題の解決に向けプラスチックごみの削減を推進するため、本協定締結の下でマイボトル持参の取り組みを推進して参ります。市内各所の公共施設にマイボトルへの給水が可能なウォータースタンドを設置し、ペットボトル等のワンウェイプラスチック製品の使用抑制について積極的に啓発し地球環境の維持と改善を図ることを目的としたものです。
丹波篠山市の「丹波篠山市気候非常事態宣言」の表明と二酸化炭素排出実質ゼロ実現に向けた取り組み
丹波篠山市が2022年1月に表明した「丹波篠山市気候非常事態宣言」は、気候の危機的な状況の回避のため市民、事業者、行政等が一体となってCO2の排出削減に取り組むことを目的とするものです。また、2020年5月に発表した「第2次丹波篠山市環境基本計画」では3Rの推進に加え、「Refuse(リフューズ)」によりごみの発生を抑制しプラスチックごみ(プラ容器包装・ペットボトル)の資源化率を、2025年度に70%(2018年度比8.3ポイント増)に引き上げることを目指されています。同時に、学校や地域、市民、事業者、NPO、行政機関など様々な主体による環境に関する学習や体験などの環境教育、環境学習の実施により、持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みを推進されています。
当社は、同市の取り組みを後押しすべく、公共施設にウォータースタンドを設置し、全世界的な喫緊の課題であるプラスチックごみの削減を推進します。同時に、当社のこれまでの知見を活用し住民や事業者らと連携を深め、地域と一体となり社会課題解決に寄与して参ります。
ウォータースタンドの使い捨てプラスチックボトル削減に向けた取り組み
当社は使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、全国の地方公共団体・教育委員会と「ボトルフリープロジェクト」を推進しています。
使い捨てプラスチックボトル30億本の削減目標を掲げる当事業では、給水スポットの整備などにより水を無料提供するだけでなく、設置者と連携しプラスチックごみ削減の意義について普及啓発するなどマイボトル利用者の拡大を図っています。
また、昨今頻発する猛暑・酷暑などの地球温暖化に起因するとみられる気象現象に対しても、マイボトルに給水することで地域住民の健康維持・熱中症回避に役立てることを目的としています。
2021年10月には、廃棄物等の3R(リデュース:発生抑制・リユース:再使用・リサイクル:再資源化)に率先して取り組み、資源の有効利用、環境への負荷の低減に継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている「個人・グループ・学校」及び「事業所・地方公共団体等」に対して行われる「令和3年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」においてリデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞を受賞しました。
ウォータースタンド株式会社が自治体と行う取り組み
ウォータースタンド株式会社は、使い捨てプラスチックボトル30億本の削減をミッションに掲げ、自治体と連携したさまざまな取り組みを実施しています。
公共施設への給水スポット設置
誰もが無料で給水できる「ウォータースタンド」の設置を拡大しています。
啓発活動
自治体と連携し、プラスチックごみ問題の深刻さやマイボトル利用のメリットについて、地域住民に知ってもらうための活動を行います。
マイボトル利用推進
マイボトル用給水機の利用を促し、ワンウェイプラスチック削減とマイボトルの普及を推進します。
住民の健康増進
マイボトル利用による水分補給は、地域住民の熱中症対策や健康増進にもつながります。
自治体との協定締結実績一覧
北海道・東北
関東
中部
近畿
中国・四国
九州・沖縄
※2024年10月現在
ウォータースタンドへの
お問い合わせ
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丹波篠山市長 酒井 隆明様
2022年1月5日、市議会と共同で「丹波篠山市気候非常事態宣言」を表明しました。この宣言を踏まえ、2050年ゼロカーボンを目指すとともに、プラスチックごみ「ゼロ」の実現に向けた取り組みを進めます。宣言にあるとおり、目標の達成には、市役所だけでなく、市民や事業者の皆さんとの連携・協働が不可欠です。
ウォータースタンド株式会社は宣言にも賛同し、丹波篠山市の美しい環境を未来につなぐ、プラスチックごみの削減を推進するためのパートナーとして、マイボトルの利用促進の取り組みにご協力いただくことになりました。心から感謝申し上げます。
近年、ポイ捨てされたペットボトルやレジ袋などのプラスチック製品が海へ流出し、プラスチックごみとなって海の生態系に大きな影響をもたらしていることが、世界的な問題となっています。とくに、ペットボトルは少量の飲料への利用が認められるようになり、瞬く間に普及しました。リサイクルや分別も行われていますが、持続可能な社会の実現に向けて、そうしたものを元から作らない社会をつくるという視点も必要だと思います。そのためには、大胆な変革が必要になりますが、まずはマイボトルの利用から始めていきたいと思います。一人一人が関心を持ち、取り組みを積み重ねることで、大きな転換への力にしていきたいと思います。